「社会を変える」を仕事にする/駒崎弘樹
若いうちに培うべきなのは、試行錯誤によって生み出される、自分はできるんだ、という「心の構え」なのである。
本書は、社会起業家としての奮闘記である。
社会貢献のために事業を始めるにしても、事業であることには変わりない。
つまり、利益を上げなければならない。
どんなにいいことであっても、それが支持され、ちゃんと収益も確保されなければ長続きしない。
事業を立ち上げれば、人やカネの問題に日々悩まされることになる。
きれいごとでは済まない部分も多々ある。
そして、幾多の壁を乗り越えなければならない。
その意味で社会起業家という生き方は、ある面、タフな生き方であるともいえる。
本書を読んでみて、著者の生き方を支えているのは、若いころの成功体験からくる「私はできるんだ」という信念のようなものではないだろうか、と思った。
逆に言えば、これがあるかないかが成功のカギであるともいえるのではないだろうか。
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