明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?/川上徹也
なぜ「志」が必要かって?
「志」こそが、ビジネスにおける最大の差別化戦略だからだ。
「志」は、あなたを高揚させ、行動へと駆り立てる。それによってまわりの人間とちょっと違うなと思われ、あなたという存在に気づいてもらえる。
会社がなくなっても自分の名前で勝負できる人がどの位いるのだろう。
ほとんどのサラリーマンは錯覚している。
会社の知名度がバックにあるので、人は自分を信用してくれているという現実が分かっていない。
そのような人は、会社を退職した途端、本当の自分の実力を知ることになる。
人は何を持って他者と差別化することができるのだろう。
著者は「志」を持つべきだと言っている。
「志」とは何か?
それは「心に決めた信念」である。
「何としても実現させたい究極の目標」
「何のために仕事しているのかの宣言」である。
これからの時代に求められている人材は、まわりの人々が共感できるようなメッセージを発信し、その行動を応援したくなるような人間だと著者は言う。
そのためには「志」が大事。
「志」というと、坂本龍馬や吉田松陰など、歴史上の偉人を思い浮かべやすいのだが、むしろ現代人こそ持つべきものだろう。
確かに「ぶれない自分」を持つことは、現代のような変化の激しい時代には、益々必要になってくるのではないだろうか。
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