起業家のように企業で働く/小杉俊哉
自分の運命は自分で管理しなさい。さもなければ誰か他の人が管理しようとする。
ジャック・ウェルチ(元GE会長兼CEO)
企業で働くことをやめ、独立するにしても、企業でそのまま働くにしても、自ら仕事を作りだし、自らの責任において行うことが必要な時代になった。
すなわち「自律」が必要になったということ。
いざとなったら誰も助けてくれないし、責任をとってくれない。
いつまで経っても言われたことしかできない人間は、環境が変化すると生き残れない。
企業を取り巻く環境が安定していたり、安定的に変化したりしていた時代は、上司が答えをもっていた。
自らの成功体験や経験に基づいて、部下に指示を与え、導くことが可能だった。
しかし、環境が激変するなかでは、長く会社にいたからといっても、初めて体験することに関しては、部下と同じである。
上司も正解が分からないのだ。
これは、企業のトップでさえ同じだ。
だから、上位者は自信を持って指示を出すことができない。
むしろ、現場に近い部下の方から、新しい提案を出して欲しいと思っている。
もちろんそのように直接言う人は少ないだろう。
しかし、それを期待しているのだ。
「起業家のように企業で働く」ことが求められる時代になったということであろう。
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