フェルドマン式知的生産術/ロバート・アラン・フェルドマン
日本人に「専門家」とはどういう人ですか、と聞くと、たいていは「特定の分野についての情報(知識)をたくさん持っている人」という答えが返ってきます。これは欧米人の考える「専門家」像とはかなり違います。欧米では「情報と情報をつないで、そこに新たな意味を見いだせる人」が専門家として認められます。
専門家の概念が日本と欧米とは違うという話、
非常に面白い。
でも、価値のある専門家ということを考えると、欧米人の考える専門家の方が価値があるであろう。
いまや、何かを知っているというのはそれほど価値がない。
ITの進化によって、多くの人がかなりの情報にアクセスできるようになった。
もはや、何かを知っているということで差別化することは困難になってきた。
むしろ、情報をつなぐことによってどんな価値を創造したかということの方が重要である。
いまや、「単なる情報」は売り物にならない。
「情報から導き出した絵=結論」を売らなければいけない時代になっている。
これは専門家の世界だけでなく、あらゆるビジネスで言えることではないだろうか。
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