企画に年功序列は存在しない/内田伸哉
「企画」とは、「人の心を動かす術」である。
確かに、「企画」の「企」は、「くわだて」という字。
何を「企てる」のかというと、「人の心をどう動かすか」を企てるのである。
逆に言うと、人の心を動かすことができたら、それは結果的に企画だということになる。
この本のタイトルは『企画に年功序列は存在しない』である。
真意は、年齢も、性別も、言語や人種さえも関係ない。
世界というステージの上では、すべての人が「企画」という武器で戦うことができる、という意味が込められている。
良いものであれば、1秒で地球の裏側へ伝わる時代。
そんな世の中に生きている私たちにとって、企画こそが世界共通言語なのではないだろうか、という著者の思いがこもっている。
どんなに画期的なことを考えていても、それを世に出すことができなければ意味がない。
その意味でも、企画力は、現代人にとっての必須スキルと言ってよいかもしれない。
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