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2016年3月19日 (土)

関ケ原(上)/司馬遼太郎

Photo 「家康という人は、若いころから律義者で売ったひとだ。世の律義者には、ふたつの種類がある。本物の律義者、これは魅力はない。いま一つの魅力のある律義者とは、その内実は奸佞の心を抱き、虎狼の心をもち、しかも仮面をかぶって律義を売り物にしている者だ。家康だな」

天下分け目の戦い、関ケ原の戦い。

この豊臣秀吉亡き後、その後継をめぐって徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍とが戦う。

どんな戦いもそうなのだが、勝敗を決するのはリーダーの力量であることが多い。

家康はどんな人物だったのか。

家康は若いころから律義者で通っていた。

しかし、単なる律義者はリーダーとしては無能であることが多い。

その意味で、家康は律義者であっても、その内実は「奸佞の心を抱き、虎狼の心をもち、しかも仮面をかぶって律義を売り物にしている者」であった。

まさにタヌキというにふさわしい人物である。

でも、今も昔も、実力者にはこのような面があるのではないだろうか。

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