すべてがうまくいく8割行動術/米山公啓
8割行動とは、たえず意欲が継続していく状態をつくりだそうということです。大きな目標を達成する手前で、意識的にやめてしまう。うまくいかないからやめてしまうのではなく、自らセーブして途中でやめるのです。
8割行動術とは、なんでもいい加減でよいということではない。
10割ではダメ、6割でもダメ、あくまで8割である。
「まだできる」というところで切り上げる、この状態が一番モチベーションが持続できるというのである。
例えば、その日の仕事を8割にとどめておくことで、意欲の脳内物質であるドーパミンを持続して出すことができ、翌日の意欲につながっていく。
達成感を先延ばしすることでモチベーションが持続する。
人間は、何かか目標があって、突き進める時期が一番「幸福度」が高まるものである。
しかし、8割行動にするには、子供のときからの教育でたたき込まれた精神を変える必要がある。
日本人の中には全力でがんばることに価値があるという信仰にようなものがある。
何でも一生懸命にやりすぎないことである。
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