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2016年3月18日 (金)

最速で身につく世界史/角田陽一郎

Photo 革命とは「民衆の不満がたまって、勃発して、過激になり、独裁者が生まれ、さらに過激になって、反動で独裁者が倒され、元に戻る」という揺り戻しの繰り返し現象なのです。

著者はTBSテレビのバラエティ番組のディレクター。

テレビの特性は難しい世の中の出来事を一般の人にもわかりやすく伝えることであろう。

歴史の専門化でない著者が、歴史の本を書いたところにこの本の価値がある。

テレビ畑の人間であるだけに、歴史を分かりやすく記している。

世界の歴史を見ていると革命の歴史でもある。

著者によると、革命とは

①外部から理念が注入され、民衆の不満が発火して爆発する。

②旧体制が押さえ込もうとすると逆に過激になる。

③革命の理念が進めば進むほど純化する。

④旧体制のボスを処刑する。

⑤進みすぎて当初の理念を超えてしまう。

⑥揺り戻しの反動が起こる。

⑦独裁者が登場する。

⑧革命の成果が生まれる。

というプロセスをたどるとのこと。

そう考えると、日本の明治維新には「④旧体制のボスを処刑する」という行為がない。

とすると、明治維新は革命ではなかった、とも言える。

あえて言えば「改革」であろう。

しかし、日本にとって大きなターニングポイントになった出来事であることには変わりない。

あれだけの変化を「旧体制のボスを処刑する」という行為なしに成し遂げた。

これだけ見ても日本は特異な国と言えるのではないだろうか。

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