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2016年4月の30件の記事

2016年4月30日 (土)

あのプロジェクトチームはなぜ、いつも早く帰れるのか?/中島紳

Photo やる気を起こすには行動を起こす必要がある。行動を起こすにはやる気が必要である。このタマゴが先か鶏が先かと言うジレンマを解決するのが「5分だけやってみる」と言うテクニックなのです。

やる気を起こすにはどうすればいいのか?

効果的な方法は、「5分だけやってみる」という方法。

つまり、「5分だけ資料を眺めてみよう」とか、

「5分だけデータ整理をしてみよう」とか、

「5分だけ相談に乗ってもらおう」とか、

「5分の間に一本だけ電話しよう」と、

これらは、実際にやれる量はたいしたものにはならないが、このような行動を起こすことでやる気のスイッチが入る。

なんでも、脳のなかにある側坐核と呼ばれる部分が行動を起こすことによる「作業興奮」で活性化され、やる気を引き起こすための脳内物質が分泌されるというのである。

このテクニック、覚えておいて損ではないと思う。

2016年4月29日 (金)

社員研修・社員教育で業績をアップさせる方法/岡部穂

Photo 経営コンサルティングや社員研修をしていて、改めて感じることがあります。
 それは、
「行動することを粘り強く続ければ必ず良い結果が出る」
「行動することを粘り強く続けた人は必ず伸びる」
 ということです。
 当たり前のことなのですが、この当たり前のことができるかどうかが将来を大きく左右していきます。

社員研修を私も行っているが、一番難しいのは、何を喋るかではない。

どのようにして、研修した内容を社員の行動変革に結びつけるかである。

逆に言えば、行動に結びつかない研修はやっても意味がない、ということである。

「意識が変われば行動が変わる」という有名な言葉がある。

しかし、「行動が変われば意識が変わる」というのもまた真である。

どちらがやりやすいのか。

まず行動をかえる、というアプローチをするほうがやりやすい。

行動を変えると、感情がかわる。

そして、感情が変わると、意識が変わる。

伸びる社員は、そのことを自らの実体験としている人ではないだろうか。

2016年4月28日 (木)

この社会で戦う君に「知の世界地図」をあげよう/池上彰

Photo 理科系の専門家の発言が、文科系の国民に伝わらない。世の中が、あまりに「文科系」と「理科系」に分かれてしまい、大きな断層が生じているのではないか。これは、今後の日本にとって看過できない問題ではないか。
 私に、こんな問題意識が芽生えていたときに、「東工大の学生たちに、社会科学的な教養を身につけるお手伝いをしていただけませんか」とのお誘いをいただき、決断したのです。

池上氏は東工大の教授を引き受けた動機をこのように説明している。

確かに理系といえども、人に説明するスキルは必要だ。

どんなに素晴らしい研究をしていても、わかりやすく伝える能力がなければ、宝の持ち腐れになってしまう。

東北大震災の際、東京電力福島第1原子力発電所で事故が発生した後、記者会見やテレビで解説する専門家たちの発表や説明が、視聴者や読者にとって理解不能であったのは、今でも覚えている。

専門家たちに、「わかりやすい伝え方」の能力が欠如していたのは明らかである。

そもそも理系、文系に区分する考え方は日本だけのものだと読んだことがある。

これからの時代、人にわかりやすく説明するスキルや発信力は、どんな職業に就くにしても必須になってくるのではないだろうか。

2016年4月27日 (水)

この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」/池上彰

Photo 現時点で戦後の日本経済を見るとき、大事なのは、生産活動に従事する人たちの意欲でしょう。農地解放にせよ、財閥解体による競争にせよ、「努力すれば報われる。働けば働くほど豊かになれる」という実感が得られれば、人は一生懸命働くのです。企業も社会も、そんな条件や体制をどう構築するかが問われます。

戦後の焼け野原の状態から、日本が復興を遂げたのは、「頑張れば報われる」という社会体制を作ったからである。

これは企業の問題に当てはめるとよく分かる。

企業が人事制度を策定する場合、決してやってはならないことがある。

それは「頑張っても頑張らなくても同じ」という制度を作ることである。

人間、弱いもので、そうすると「頑張らない」のである。

それは企業を衰退させる。

「頑張ったものが報われる」企業や社会を作ること。

活性化させるために忘れてはならない勘所だと思う。

2016年4月26日 (火)

金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ/永江一石

Photo ネットショップでも「高額商品を買う人ほど文句を言わない」という明確な傾向値がある。優良顧客だけを相手にビジネスをしていくと割り切れば、いろいろな新しいモデルが出てくると思います。

日本の企業はこれからどのような方向を目指すべきなのだろう。

将来的には中途半端なところは潰れ、徹底したサービスで富裕層を狙うか、または徹底した人的コスト削減で低所得者層の満足度を上げるかどちらかになると思う。

さらに、サービス業であっても製造業であっても、「安い」だけを売り物にするモデルでは人件費の安い発展途上国には勝てないだろう。

今までのように「安いけどいまひとつ」「社員はこき使われてモラルも低い」みたいなビジネスモデルは、少子高齢化で人口が減りつつある日本ではもうダメなのかもしれない。

それこそタイトルにあるように頭を使って稼ぐ時代に突入していくのではないだろうか。

2016年4月25日 (月)

10歳から身につく問い、考え、表現する力/斉藤淳

10 2011年4月に出された「産官学連携によるグローバル人材育成のための戦略」では、「グローバル人材」として、次のような人物像を想定しています。
『世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間』

このグローバル人材の人物像を箇条書きにすると次のようになる。

日本人としてのアイデンティティ

広い教養と専門性

相互理解に努めるコミュニケーション能力

新しい価値を創造できる能力

社会貢献意識

ということ。

でも、これらはグローバル人材というより、これからのビジネスマンに当然のこととして要求される能力要件のように感じる。

むしろ、このような人材を育ててこなかった日本の学校教育そのものに大きな問題がある。

おそらく、子供たちが、将来、どんな道に進むにしても、必要になるのは、自ら問いを発見し、しっかりと自分の頭で考え、判断し、それを表現する力であろう。

著者がイェール大学を出ながら、日本に帰国し、子供たちのために私塾を起こした気持ちもわかるような気がする。

2016年4月24日 (日)

ニューカルマ/新庄耕

Photo_2「それで、何か問題あんの?」
 とぼけた顔で僕を見る。
「いや……あるもなにも……」
「別にいいじゃんそんなの、使ってる奴がそれでいいって言ってんだから。大事なことじゃないっしょ全然」
「大事なことじゃ……ないんですか」
 かろうじてそれだけ言い返す。
「大事なのは、お前が救われてるってことだろうが」
 木村社長の張り上げた声が部屋に響きわたった。
「派遣社員辞められて、ハワイ行けて、母ちゃん温泉旅行連れてけて」

いわゆるマルチ商法にはまってしまう主人公を描いた小説。

いつも考えさせられるのは「企業は儲ければいいのだろうか?」ということ。

以前「儲けちゃいけないんですか?」と言った人がいる。

確かに儲けなければ良いことも悪いこともできない。

問題は、その方法であり、目的である。

目的が「儲けること」そのものである企業は危ない。

私は企業が存在し続けるためには、「誰に対して、どんな価値を提供し、どのようの儲けるのか」を明確にすべきだと思っている。

マルチ商法は、「どんな価値を提供し」がゴッソリ抜けている。

つまり、顧客に何の価値も提供していない。

マルチ商法の問題は、この部分にあるのだろう。

2016年4月23日 (土)

世界級キャリアのつくり方/黒川清、石倉洋子

Photo 一流のプロフェッショナルと話をしていると、歴史観、世界観、人間観、大局観に関する話題が出ることが多い。

プロフェッショナルとは何か。

その語源となるプロフェスとう言葉は「信仰を告白する」との意味。

この言葉から考えると、プロフェッショナルにはもともと三つの仕事しかなかった。

弁護士、牧師、そして医師である。

今はその範囲は広くなってきているのだが、一言でいえば、組織や肩書に関係なく、独立して自分がもつ技能で機能し、その能力を周囲に認められている人だといえよう。

ところが、このプロフェッショナルという言葉、よく間違えて使われる。

例えば「その道のプロ」と言った場合、スペシャリストを意味することが多い。

スペシャリストとプロフェッショナルは違う。

「専門バカ」という言葉があるが、それはスペシャリストであればそのような人がいてもおかしくないが、プロフェッショナルがそうなってしまうことは考えられない。

なぜならプロフェッショナルとは、単なる専門性だけを意味していないから。

プロフェッショナルは、その歴史観、人間観、人生観についても確たるものを持っている。

だからこそ、周囲から認められる。

日本人が目指すべきは、そのような人材になることではないだろうか。

2016年4月22日 (金)

人生の目的が見つかる魔法の杖/西田文郎

Photo 成功できる人間はそうでない人間と比べ、最初からどこかが違っていた。たとえば、ジャイアンツの桑田真澄投手がそうだったし、サッカーの小野伸二選手、京谷さんもその1人だった。最近では女子バレーボール日本代表のホープ、大山加奈選手にも、私はそれを強く感じた。「こいつはいずれ成功するぞ」。そう感じさせる何かを彼らははじめから持っている。その何かとは、いったい何であるかといえば、いわゆる能力のあるなしとはまったく関係がなかった。能力ではなく、「心の質」とでもいうしかないものだった。

成功するかどうかは能力の問題ではなく、心の質の問題、だという。

ここでいいう心の質とは、

大きな目標を平気で抱いてしまう

物事に感動し、感激できる

自分の役割に真剣に、またがむしゃらに取り組める

努力していることを努力と思わない

悪い結果は、自分の責任であると思える

というもの。

一方、なぜか成功しない人たちの多くは

未来の目標より、いまの快楽のほうに引かれる

物事に感動し、感激することが少ない

いま成すべきことに、がむしゃらになれない

努力することは苦しいことだと思ってしまう

不平不満を口にし、自己正当化ばかり考える

のだという。

一つの判断軸として活用できるのではないだろうか。

2016年4月21日 (木)

スローキャリア/高橋俊介

Photo 私はやはり目標を持つのであれば、キャリアではなく仕事の中で持つべきだと思う。それも三ヵ月、六ヵ月、一年という短い単位で目の前の仕事に課題を持って取り組み、そこで新しいスキルを身に付けていく。それを繰り返していくことが、いちばん合理的な自律的キャリア形成につながるのではないだろうか。

キャリアというと、5年後、10年後の明確な目標を立てて、そこから逆算していまを考えていくという詰め将棋のようなやり方が合理的であると考えがちだ。

しかし、このような目的合理的キャリア形成というのは、いまの時代には適合しない。

なぜなら、今のような変化の激しい時代には、5年後10年後に、目指す仕事がなくなっている可能性があるからである。

あるいは、名称は同じ仕事でも、全く違ったスキルが必要になっているかもしれない。

そうなってくると、長期的なキャリアの目標を持つことは、かえってリスクを大きくする。

まさにキャリアショックがおこるのである。

ではどうすればよいのか。

今の仕事に課題を持って取り組み、自分の内なる動機を明確にすることである。

自分を内側から動かしている動機が分かってくると、それによって自分に向いた仕事のスタイルが生まれる。

それが自分らしさにつながる。

間違っても、キャリアを間違って捉え、転職を繰り返し、結局何も身につかなかったということにならないことである。

2016年4月20日 (水)

ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」/荒木香織

Photo そう、メンタルは鍛えることができるのです。その意味で、メンタルはスキルなのです。

「メンタルが強い」というと生まれつきの特性のように思うことが多い。

しかし、メンタルとはスキルだという。

ということは、キチンとしたメソッドがあるということである。

そして、トレーニングすれば鍛えることができるということである。

日本では、選手が引退した翌日から監督やコーチになるケースが少なくない。

しかし、選手として自分の身体を使ってパフォーマンスをするのと、選手をコーチすることは本来、まったく別のことであるはずである。

極端な話、体罰が起きるのも、監督がどうしたら選手のモチベーションを上げられるか知らないことに原因がある。

どうやってコミュニケーションをとれば選手が納得するか、その方法を知らないから、手が出てしまう。

方法論が欠如しているのである。

スポーツの世界に限らず、ビジネスの世界でも、指導者たるもの、キチンとした方法論を身に付けるべきではないだろうか。

2016年4月19日 (火)

知の教室/佐藤優

Photo これとともにここでイエスが説いているのは、「すべての人を愛せ」という抽象的博愛主義ではない。人々をまず敵とそうでない者に峻別して、その上で「敵を愛せ」と命じているのだ。日本人の場合、「誰が敵か」などという問題設定をせず、まあまあ、なあなあで済ましてしまうが、キリスト教は「自分の敵は誰か」を常に意識している宗教なのである。

「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」

これは、聖書の一節である。

この言葉、日本ではキリスト教の博愛主義を示すものとして受け止められている節がある。

しかし、聖書は決して博愛主義や理想主義を言っているわけではなく極めてリアリズムの上に立っている。

「世界のすべての人を愛しなさい」などとは決して言っていないのである。

日本人にはこれがどうしてもわからない。

著者は同志社大学の神学部を出たクリスチャンだということだが、著者のリアリズムもこのことによる部分が大きいように感じる。

私自身もクリスチャンなのでよく分かるのだが、今の世界で起こっている事は聖書に知識がなければ決してわからない。

ISの残虐性も旧約聖書を読めばよく分かる。

その意味で、日本人はもっと聖書の知識を身に付けるべきではないだろうか。

2016年4月18日 (月)

ひみつの教養/飯島勲

Photo 組閣直後に週刊誌のスキャンダル報道が集中するのは、無名の国会議員では記事にしても雑誌が売れないからだ。スキャンダルを編集部でストックしておき、大臣になった瞬間に記事にする。

最近、閣僚のスキャンダル報道が目立つ。

個人的にはくだらない事と思っているのだが、世間的には話題になっているのは事実である。

どうして、ある国会議員が大臣になった途端、スキャンダルが出てくるのか?

それは、週刊誌側の都合に他ならない。

結局、週刊誌を売らんがためである。

おそらく、社会正義とか、そんなものは後からつけた理由であろう。

むしろ、それを読む者も、報道の裏でどんな力が働いているのか?

そんなことを裏読みする必要があるのではないだろうか。

また、報道された側ももっと賢くなる必要があるのであろう。

不祥事が発覚したら、潔く振る舞おうなどとは考えず、冷静に捜査当局の動向とメディア心理を読むことが必要なのであろう。

危機管理はここから始まると言って過言ではない。

日本人は、

「すべてを明らかにして頭を下げれば世間も許してくれるはずだ」

「潔く泣いて詫びれば、同情を買える」

などと考えているフシがある。

しかし、事はそんなに単純なことではない。

謝ることによってかえって事態が深刻化することだってある。

そんなことを考えながら、報道の動向をウォッチすると、いろんなものが見えてくるのではないだろうか。

2016年4月17日 (日)

人生を面白くする 本物の教養/出口治明

Photo「私のような大学も出ていない歳をとった無知な女でも、まだ道端に咲いている花の名前を一日に一つぐらいは覚えることができる。一つ名前を知れば、世界の謎が一つ解けたことになる。その分だけ人生と世界は単純になっていく。だからこそ、人生は楽しく、生きることは素晴らしい」

上記は、本書に記載されているココ・シャネルの言葉。

一つのことを知るごとに世界の謎が一つ解け、人生の謎が解けていく。

このことが実感できることが、「本物の教養」なのではないだろうか。

教養というと、どれだけ知識が豊富であるか、どれだけ見識があるか、物事に対する造詣が深いか、ということと結びつけがちだが、どんなに知識や見識があっても、人生が豊かになるとは限らない。

世の中の事、世界の事は、知っていることよりも知らないことの方が圧倒的に多い。

未知なことに溢れている。

だからこそ、たとえその中の一つであっても、それを知ることはワクワク、ドキドキする。

その感性を持ち続けることが人生を豊かにすることにつながるのではないだろうか。

そしてそれこそが本物の教養なのだと思う。

2016年4月16日 (土)

なぜ人と組織は変われないのか/ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー

Photo_2 最近の研究によると、食生活を改めたり、もっと運動したり、喫煙をやめたりしなければ心臓病で死にますよと専門医から警告されたとき、実際にそのように自分を変えることができる人は、七人に一人にすぎないという。

なぜ、人と組織は変われないのか?

大きなテーマである。

普通に考えれば、変わる必要を心底から感じれば変わるのではないか、ということ。

しかし、事はそう簡単ではない。

上記の例のように、専門医から死刑宣告を受けても、人は生活習慣を変えることができない人が7人中6人だというのだから、根は深い。

この6人の人たちは自己変革の重要性を理解していないわけではない。

自分を変える背中を押すインセンティブもきわめて強い。

どこをどう変えればいいかは、医師から明確に指示されている。

それなのに、自分を変えられない人が7人のうち6人、すなわち約85%もいるのだ。

本当の問題は、自分が本心からやりたいと望んでいることと実際に実行できることの間にある大きな溝だということである。

これが本書のいう「固定観念」である。

この固定観念を変えない限り、人も組織も変われない。

この部分に焦点を当てたという意味で、本書を読む価値は高いと思った。

2016年4月15日 (金)

雨に泣いている/真山仁

Photo「なぜです。私は、人として当然の約束をしただけです」
 こいつは「人として」という言葉を金科玉条のように口にする。それがどうした。
「俺たちは記者だ。人道より事実追求が優先される。それが理解できないなら、お前はここにいる資格がない」
「古臭いですね。まるでベトナム戦争の従軍記者みたいですよ。そんな旧態依然とした命令には従えません」

被害者の人権と事実追求、どちらが優先されるべきなのか?

おそらく事件記者は、いつもその葛藤になやまされていることだろう。

事件や事故が起これば、そこには必ず被害者がいる。

そこに遭遇した記者には、事実を報道する職業的使命がある。

一方、被害者の人権を守るという、人としての正しさが求められるという面もある。

どちらが優先されるべきなのか?

なかなか答えの出ない問題である。

実際には、各報道機関や個々の記者の判断に任されるところがあるのだろう。

個人的には「報道の自由」が最近は暴走しているように感じているのだが、どうだろう。

2016年4月14日 (木)

日本一わかりやすい経営理念のつくり方/坂上仁志

Photo 経営理念をつくるということは、退職者が出ることを意味します。なぜなら、価値観が合わないからです。それこそが理念なのです。

経営理念を作るとはどういうことか?

価値観を明確にするということである。

価値観を明確にするとどうなるのか?

価値観のあう人は、より団結力が強くなる。

やる気も出てくる。

半面、価値観の合わない人は非常に居づらくなる。

結果、辞める人が出てくる。

経営理念を作るとはこういうことなのである。

逆に考えれば、経営理念を作っても辞める人が一人も出ないということはどういうことか?

経営理念が飾り物になっているからである。

でも、実際にはそのようになっている企業が多いのではないだろうか。

2016年4月13日 (水)

人口減少×デザイン/筧裕介

Photo デザインとは
 複雑な問題の本質を一挙に捉え、
 そこに調和と秩序をもたらす行為。
 美と共感で多くの人の心に訴え、行動を喚起し、
 社会に幸せなムーブメントを起こす創造的行為。

人口減少とデザイン、どう関係があるのだろう?

本書のタイトルを読んでまず第一に感じたことである。

そもそもデザインとは何か?ということが私にはわかっていない。

というのも、私自身、デザインのセンスは皆無だと思っている。

自分とは関係のない世界、だと思っていた。

しかし、本書で示されている定義を読むと、デザインにもちゃんと関心を持つことが必要だと思わされた。

特に、今、人口減少は日本の大問題である。

国民がみんな関心を持ち、取り組む必要がある。

人口減少の3大要因は、既婚率の低下、夫婦あたり出生数の減少、若年女性の絶対数の減少、だと言われている。

これをどうやって国民に訴え動かすか、そのためにはデザイン力が必要なのかもしれない。

2016年4月12日 (火)

強運を引き寄せる!魔法の「口ぐせ」リスト/中島孝志

Photo たとえば、どうしても乗り越えられない困難なトラブルに遭遇したとき、まず最初にひねり出すべき「口ぐせ」は……。
 「大丈夫!」「必ずできる!」です。
 この言葉を口にした瞬間、もう事態は解決に向かって光速で走り出しています。

何をやってもうまくいかない人の特徴は、口癖が後ろ向きであるということ。

「もうダメだ」「どうせ私なんか」・・・

そして不思議なことに本当にそのようになる。

逆に考えれば、運を味方につけるためには、まず口癖を変えることである。

「大丈夫!」「必ずできる!」・・・と。

口癖を変えれば、考え方が変わる。

考え方を変えれば、行動が変わる。

行動が変われば習慣が変わる。

習慣が変われば人格が変わる。

人格が変われば人生が変わる。

これは本当の事だと思う。

2016年4月11日 (月)

何をやっても続かないのは、脳がダメな自分を記憶しているからだ/岩崎一郎

Photo その人の朝の6つの固定行動を見れば、1日の行動が90~97%の確率で予想できる。

私たちの行動の90%以上は習慣化した行動である。

自分で考えてする行動はなんと10%以下。

つまり、習慣が人の行動のほとんどを支配しているということ。

ということは、自分を変えようと思うなら、習慣を変えることがもっとも効率が良いということになる。

ひとたび行動が「習慣化」されると、脳はいちいち考えて判断をせずとも、少ない労力で最大の効果が上げられるように活動する。

それほど、習慣は重要ということである。

また影響も大きい。

習慣の重要性を再認識する必要があると思う。

2016年4月10日 (日)

仕事の80%は人間関係で決まる/佐藤康行

80 落ち込む人は、ありのままの自分を見てもらおうとせず、自分を隠そうとしてしまう。

誰もが落ち込むものだが「落ち込む」とはどういうことか?

「落ち込む」ということは字にあるとおり、「落ちるところ」がある、ということ。

「上がる」自分がいるから、「落ちる」自分が存在する。

下もなければ上もないようにすれば、「落ちない」し、当然、「上がる」こともない。

「上がる」ということは、「天狗になる」ということである。

では、落ち込まないためには、どうしたらよいのだろうか。

等身大の自分をそのまま受け入れることである。

ありのままの自分で人と付き合い、ありのままの能力で仕事をこなしていく。

こうした「事実主義」でやれば、「天狗になる」こともないし、「落ち込む」こともない。

でも、これが一番難しい。

2016年4月 9日 (土)

ディズニーおもてなしの神様が教えてくれたこと/鎌田洋

Photo ディズニーランドのキャストを卒業した人は、必ずと言っていいほどゲストとして戻って来る。
 だから、卒業したからと言って「お別れ」ではなく、キャストとして同じ時間を過ごした仲間は、形は変わろうと生涯を通して「仲間」なのである。

良い会社かどうかの判断軸は何だろう?

一つは、その会社を辞めた人が、その会社のことを悪く言わない。

それどころか、その会社のファンになり、やめた後も、一生涯、お付き合いが続く。

これではないだろうか?

日本にこのような会社は何パーセントくらいあるのだろう?

おそらく、二ケタはいかないだろう。

しかし、ディズニーランドは、その数少ない会社の一つだといえる。

まだまだ、学ぶべき点の多くある会社であることは間違いない。

2016年4月 8日 (金)

ネット世論が日本を滅ぼす/中田安彦

Photo「あなたたちが言っていることは、理屈としてはわかる。感情的にもわかる。ただ、どうやってその目的を実現するのか、あなたたちはそのことについて、一年経っても何も言わないじゃないか」

インターネット言論、特にツイッターの怖いところは、それがいわゆる「エコー・チェンバー(反響板)現象」と呼ばれる自己満足の連鎖を生み出しかねないところにある。

フェイスブックにしてもツイッターにしても、ユーザーは気に入ったアカウントをフォローすることで独自のタイムラインをつくり上げるメディアである。

そうなると、大体の場合は自分にとって快い言論を拡散する人たちを中心にフォローする、ネット上の友人関係を作ることになる。

その時、タイムラインには、自分と似たような意見や記事ばかりが流れてくる。

そして、そのような言論がウイルスのように撒き散らされているのが、ネット言論である。

つまり、インターネットとは暴走するものなのである。

だから、保守であれ左翼リベラルであれ、今のネット言論から生まれた政治言論は、左右どちらに転んでも先鋭化する傾向がある。

それが今のネット右翼、ネット左翼の言論である。

今求められているのは、キチンとした議論である。

何を主張するにしても、論点とその根拠をはっきりと示し、議論をしてほしい。

しかし、そう考えると、紙メディアであっても、放送メディアであってもそのようにはなっていない。

どっちもどっち、と揶揄されても仕方ないのではないだろうか。

2016年4月 7日 (木)

人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術/永谷研一

Photo これからの時代、行動に結びつかない、やりっぱなしの研修は必要ありません。

私自身、研修講師をすることが多いのだが、一番の問題は「やりっぱなし」になる、ということ。

どんなに良い研修をしても、1週間もすれば、もとに戻ってしまう。

研修で学んだことなど、頭の片隅にもないという状態になる。

ガックリである。

「研修なんてこんなもの」と割り切ることもできるが、自分としては納得できない。

やはりやるからには効果を上げたい。

ではそのためにはどうすればよいのか?

「行動化」することである。

学んだことを行動に転化し、それによって成果を上げた時、「研修は無駄ではなかった」ということができる。

研修と普段の行動を結びつける取り組み、重要なポイントだと思う。

2016年4月 6日 (水)

営業という仕事を2文字で説明してください/山下義弘

Photo 「私にとっての営業は、〈あう〉です」

本書のタイトル、「営業という仕事を2文字で説明してください」と問われたら、なんと答えるだろう?

著者は、「あう」と答える、という。

ここで「あう」と、あえてひらがなで答えているところがミソ。

営業とは、出来るだけ多くの人と「会う」こと。

そして、相手の好みに「合う」話題で、良い関係を作る。

また、良い営業マンは必ず、自分に「合う」スタイルを身に付けている。

つまりキーワードは「あう」こと。

結局、営業力とは人間力ではないだろうか。

そんな気がする。

2016年4月 5日 (火)

なぜ、この人と話をすると楽になるのか/吉田尚記

Photo 現代日本に生きるぼくたちが知っている、いちばん有名な質問は何か?タモリさんの「髪切った?」じゃないでしょうか。

芸能界で一番対談がうまいのは誰か?

個人的にはタモリが一番だと思っている。

とにかく気張ったところがない。

あくまで自然体。

テンションも決して高くない。

でも、それが相手の安心感になる。

だから、ついつい本音をポロリと言ってしまう。

そんなうまさがある。

そのタモリの有名な質問に「髪切った?」というのがあるという。

これには質問に必要な要素がちりばめられている、という。

まず一つ目は、この質問は、前回と今回の変化を指摘している、ということ。

人は誰も自分に関心を持ってもらいたいと思っている。

自分の変化を気づいてもらったということは、自分に関心を持っているというサイン。

当然、相手は心を開く。

二つ目は、他愛がない、ということ。

さほど重大ではないとみんなが思ってることは、相手にとっても応えるリスクが少ない。

そういう質問は楽でいい。

三つ目は、返答のリカバリーができる、ということ。

「髪切った?」に対して、もし「切ってないです」って反応があったとき、一瞬「あれ、じゃあなんでだろう?」って思う。

「じゃあ、染めたのかな、まとめ方が違うのかな、でもなんか違うように見えるんだけど……」。

質問した側のそういうとまどいは相手にも伝わる。

すると答える側は、「切ってないけど、整髪剤を替えてみたから」とか「いつもと違う髪留めにしてみたから」とか、いくらでも答えをリカバリーできる。

リカバーしているあいだに一瞬漂った気まずさを駆逐できる。

そんなことが書いてあった。

ナルホド、である。

こんな質問をさりげなくできるところが上手さなのだろう。

2016年4月 4日 (月)

執事だけが知っている世界の大富豪53のお金の哲学/新井直

53 大富豪が怪しげなビジネスの話をお聞きになるのは、そこに大きな可能性と先行者利益が含まれているからなのです。

著者は執事として、多くの大富豪に仕えた経験がある。

その体験から、大富豪の共通点は何かということを記したのが本書である。

面白いのは、大富豪は怪しげなビジネス話が大好きだということ。

実現不可能、理解不能と思われる話でも、「それはどういう仕組みでやるの?」「何年後なら実現可能なの?」と矢継ぎ早に質問するという。

大富豪はこういう夢のような話が大好きだとのこと。

しかし、考えてみれば、30年前、夢のような話だった携帯電話やインターネット、SNSが、今は現実となっている。

夢のような話の中にこそ、ビジネスのヒントが隠されているということを大富豪は知っているからであろう。

しかし、夢のような話に興味を示すことと、それに手を出すこととは別の話。

その面では、大富豪は非常に現実的だとのこと。

つまり、成功者になるためには、先進性と堅実性を併せ持つことが必要ということではないだろうか。

2016年4月 3日 (日)

ザ・コーチ/谷口貴彦

Photo 「まずは、夢やゴールや目標に対するビリーフ、つまり信念を書き変える方法です。ブレーキが働く人に共通するビリーフに、次のような考え方があります。
《目標を立てたら、最後までやり遂げなくてはいけない》
《ゴールや目標を立てたら、変えてはいけない》
 このような思い込みと言っていいビリーフは、時として、ブレーキを働かせます。

「ビリーフ」とは思い込みである。

例えば、「目標は一度立てたら変えてはいけない」という考え方。

これら明らかに思い込みである。

目標は環境の変化に応じて変えても良い。

これが合理的な考え方。

目標を立てから最後までやり遂げることは大事なことだが、「ねばならない」というほどの絶対的なものではない。

だからこれらの思い込みは書き換える必要がある。

たとえば、《目標は、あくまでも目的のための通過点なので、いつでも再設定していい》とか、

《目的には最後までこだわる方がいいが、目標はいくつもの選択肢がある》とか、

《目標は最後までやり遂げるに越したことはない》

というように考え方を変えればよい。

これだけでも目標に対してもっと前向きになれるのではないだろうか。

2016年4月 2日 (土)

桁外れの結果を出す人は、人が見ていないところで何をしているのか/鳩山玲人

Photo 仮に毎日19時に退社するとしましょう。24時に就寝するなら、5時間の時間があります。この時間は週5日間分で25時間、1ヶ月分で約100時間、1年間ではだいたい1200時間にもなります。
 私は新人時代、いつも「この1200時間をどう使うか」と考えていました。

同じ時期に入社した社員が10年、20年と時間が経過すると、圧倒的な差がついていることがある。

様々な要因があるのであろうが、差がつく一つの要因は、仕事以外の時間の使い方にあることは間違いない。

プライベートの時間は、何に使おうと自由であるだけに、その人の働く姿勢、生きる姿勢が如実に表れる。

例えば、5時間のうち、3時間を将来のために計画的に使ったとする。

1年間で約1000時間、10年間で1万時間になる。

1万時間の差、これは圧倒的な差である。

つまり仕事の結果を出せる人と出せない人の違いは、実は、仕事以外の時間の使い方にあるということである。

この事実はしっかりと受け止める必要があると思う。

2016年4月 1日 (金)

1人でも部下がいるリーダーのための「伝える」技術/箱田忠昭

Photo ミシガン大学のマッコーネル教授は「微笑論」という論文を発表して、微笑の大切さを説いています。
 それによると、
 「微笑は無限の宝物である。あげてもあげても減らない宝だ」
 宝ですから、受けた方もうれしいのです。

リーダーの仕事は部下を動かすこと。

そのために、リーダーは自分の考えていること、思っている事、意思、意図を部下に伝えようとする。

しかし、「伝わらない」ことある。

そして、そのことで悩んでいるリーダーは多い。

なぜ伝わらないのか。

多くの場合、感情が邪魔をしている。

確かに、ロジカルに説明するというスキル面もある。

しかし、圧倒的に邪魔しているのは感情である。

マッコーネルの調査によると、「あの人は評判いいね」「あの部長はすばらしいよね」と言われる評判のいい上司の共通点は、いつもニコニコしていること。

逆に、笑わない両親の子どもの80%は非行に走るという調査もある。

そう考えると、笑顔でいるということは計り知れない利益をもたらすことが分かる。

笑顔でいることはそれほど大変なことではない。

何のスキルも必要ない。

利用しない手はないのではないだろうか。

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