上司力/江口克彦
「最終目標」や「夢」が見えなければ、仕事は単なる苦行になってしまう。
上司のやるべきことは何か?
まず大事なことは「ビジョン」を示すことである。
「この仕事は将来何に繋がっているのか?」
「我々は最終的にどこに行くのか?」
これを示すことは非常に大事なことである。
しかし、現実には部下からそのような質問を受けた時
「そんなことは考えなくてもいい、とにかく目の前にある仕事をやれ」とか
「そんなことは、私も分からない」という上司が多いのではないだろうか。
人は自分のやっていることに意味を求める。
意味を見いだせない仕事は単なる作業となる。
作業となれば何とか楽をしようと手を抜くようになる。
結果、生産性は上がらない。
学びや気づきも得られない。
成長もしない。
まさに負のスパイラルが回り出す。
ビジョンや夢の持つ意味に無自覚な上司は意外と多いのではないだろうか。
« マイナス金利/徳勝礼子 | トップページ | 自分の「性格説明書」9つのタイプ/安村明史 »
コメント