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2016年5月19日 (木)

なぜ、あの人の「主張」だけ通るのか?/太田龍樹

51unwcc5bl__sx309_bo1204203200_ 「主張」とは、自分の意見や考えを、ロゴス・パトス・エートスの3要素を駆使して相手に理解してもらい、納得してもらうことである。
 「主張」とは、まさしく、あなたの存在感すべてを遺憾なく発揮することなのだ。

日本人は自己主張が弱いと言われている。

しかし、自分の立場や考えを主張しなければ、他者にわかってもらうことはできない。

日本人の自己主張下手の裏には、「言わなくてもわかってもらえる」という甘えに似た心理が働いているのではないかと思う。

本書は、どうすれば「主張」が通じるのか、書かれている。

キーワードとして「ロゴス」「パトス」「エートス」が記されているのは興味深い。

「ロゴス」とは言葉、論理のこと。

人は言葉を使う生き物だ。

ならば、筋道を立てて話すことができなければ、相手を動かすことはできない。

そのためには、訓練する必要がある。

「パトス」とは、情熱や感情のこと。

人は論理だけでは動かない。

感情が伴って初めて動く。

であるならば、どうすれば相手の感情が動くのか、知っておく必要がある。

そして最後に「エートス」を備える必要がある。

「エートス」とは人間的な魅力のこと。

「人間力」と言えるかもしれない。

同じことを言っても、語っている人によって影響力に差がでる。

ある人の主張は通り、他の人の主張は通らない。

その差は何なのか?

結局、その人の人間力に他ならない。

「何を語るか」より「誰が語るか」が最終的には重要になる。

これからの世の中、これらがますます必要な時代になってくるのではないだろうか。

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