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2016年6月20日 (月)

レッドブルはなぜ世界で52億本も売れるのか/ヴォルフガング・ヒュアヴェーガー

52「レッドブルのための市場は存在しない。我々がこれから創造するのだ」

1980年代に初めて配布したプレゼン資料にはこう書かれていたという。

創業時から大きなビジョンを掲げ、それを現実のものとした例である。

ドラッカーが企業の使命とは「顧客の創造」である、と言ったことを想起させる。

レッドブルは市場参入から25年で、零細企業からグローバルな大企業にまで成長した。

絵にかいたようなサクセスストーリーである。

しかし、その中核商品であるエナジードリンクは、決してオリジナルなものではない。

「リポビタンD」などのエナジードリンクを出していた大正製薬の経営者が当時の日本の長者番付の第一位になっていることをマテシッツはひょんなことから知り、日本はもちろん、東アジアのさまざまな国で普通に飲まれていたエナジードリンクに興味を持つ。

これがすべての始まりだった。

つまり、ビジネスの端緒となるアイデアはオリジナルである必要はないということである。

ゼロから一をつくるのではなく、一を百にも千にもしていくところにビジネスの本領があるといえよう。

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