困った性格の人とのつき合いかた/小羽俊士
私たちはみんな多かれ少なかれ“マイ常識”“マイルール”というものを持ってしまっています。自分にとっての物事の感じかた、理解のしかた、価値観の持ちかたを「普通、これが常識でしょう!」と考えてしまい、同じように感じない他者のことを、どこか受け入れられないところがあるのです。
よく「自分がしてもらいたいことを人にしなさい」という。
しかしそれは「人と自分とは同じ」という前提の上に立った考え方である。
人間関係おかしくなる原因の一つはこの前提の間違いにある。
私たちが対人関係においてストレスを感じるのは「相手のことを自分と同じ感覚と理解と価値観を持った、基本的に同じような人間である」と思い込むからである。
したがってそうでない現実に、フラストレーションを感じるようになる。
「人と自分とは違う」という基本をまずはっきりと認識することであろう。
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