ヤフーとその仲間たちのすごい研修/篠原匡
かつては新入社員研修がまずあって、その後は階層を上がる時の通過儀礼としての研修が多かったと思いますが、企業を取り巻く競争環境が大きく変わる中で、問題解決やリーダーシップ、チームビルディングなど仕事に必要なモノを学ばせたり、経験させたりということを企業は戦略的、体系的にやっていかなければならなくなりました。国籍や雇用形態の異なる人々をどうやって率いるか、あるいはどうやって同じ船に乗ってもらうかが今のリーダーに求められています。
ヤフー、インテリジェンス、アサヒビール、等々・・・。
それぞれの組織の精鋭31人が、ある日、北海道・美瑛に集められた。
ミッションは「この地域の抱える課題を解決するプロジェクトを提案せよ」というもの。
突如下ったミッションに、精鋭たちは混成チームで挑む。
期限はわずか半年。
半年で結果を出すことが求められる。
面白い研修である。
受け身の研修ではない。
参画型の研修である。
今、研修のあり方が大きく変わろうとしているのではないだろうか。
かつて、企業研修は単なる通過儀礼であった。
しかし、今は質が問われる。
変化の激しい時代、研修だけは昔のままというのでは生き残っていけないということであろう。
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