人を助けるすんごい仕組み/西條剛央
「この悲惨な出来事を肯定することは決してできないけれども、あの出来事があったからこんなふうになれたのだ、と思うことはできる。それが僕らが目指すべき未来なのだ」
過去は変えられない、しかし、過去の意味は変えることができる。
例えば、過去、ある会社をリストラされたとする。
その事実は決して変えることはできない。
そして、それは「不幸な出来事」として記憶されることだろう。
しかし、仮にリストラされた結果、新しい仕事に就き、それが長い間探し求めてきた天職だったとする。
すると、「あのリストラがあったからこそ、今の天職に巡り合えた」ということになり、リストラは「幸運な出来事」になる。
つまり未来が過去の出来事の意味を変えたのである。
多くの出来事は、その受け止め方によってずいぶんと変わるのではないだろうか。
そしてその受け止め方によって、その後の未来も変わっていくのではないだろうか。
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