起業「成功」ノート/吉田雅紀
経営とはアンコントロールなことを、「コントロールできること」でコントロールすることです。また、経営力とは環境適応力だと言ってもいいのではないかと僕は思います。
世の中にはコントロールできることとできないことがある。
コントロールできないことについて、ああだ、こうだ、といっても仕方ない。
貸し剥がし、貸し渋りで銀行に会社を潰されたという経営者がよくいる。
しかし、その銀行を選んだのは経営者である。
業績不振を景気や競合のせいにしても意味がない。
政治が悪い、アベノミクスが悪いといっても仕方ない。
政治が悪いというのであれば、自分が政治家になればいい。
世の中には自分ではどうしようもないことがたくさんあるのである。
景気の良し悪し、円安、冷夏、技術革新、競合店の出店もどうしようもないこと。
しかし、コントロールできることもたくさんある。
どこに店を出すのか、誰と仕事をするか、いくらの値段をつけるか、どんな販促を打つか、営業時間、定休日、どれも経営者の自由である。
これをどのように有効活用するか、これこそ経営力ではないだろうか。
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