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2016年7月20日 (水)

グロービス流ビジネス基礎力10/荒木博行、鈴木健一、村尾佳子、田久保善彦

Photo 実はいわゆる仕事のできる人の多くは、往々にして普通の人とはちょっと違った思考方法で仕事に取り組んでいます。問いに対する答えを根拠から探すのではなく、答えを先に想定した上で、あたかも「逆算」するかのごとく、その答えに必要な根拠を探しにいくのです。

本書であげられている10のビジネス基礎力とは「論理思考力」「コミュニケーション力」「仮説構築力」「情報収集力」「データ・情報分析力」「次の打ち手を考える力」「プレゼンテーション力」「周囲を巻き込む力」「チームを作る力」「志を育てる力」である。

本当は一つ一つの基礎力について、数冊読まないと説明できないものを1冊にまとめてあるわけだから、当然、広く浅くという記述になる。

ただ、全体像を理解するには最適な本だと思う。

しかし、実際にはこれらを身につけていなくても優秀なビジネスマンはたくさんいる。

また、このなかの一つだけ身につけ、それを自分の強みとしている人もいる。

大事なことは日々どれだけの目的意識、問題意識をもって仕事に取り組んでいるかということではないだろうか。

これらを持つことが基礎力を使えるスキルに変換するポイントである。

たとえば、このなかの一つ、「仮説構築力」であっても、明日も今日とまったく同じように仕事をすればよいのであれば、おそらく仮説構築自体、ほとんど必要ないかもしれない。

もっとよい仕事がしたい、未来をよりよく変えたい、こういった問題意識があってこそ、初めて仮説構築の意味が生まれる。

また、「なぜこうなるのだろう?」という疑問も湧き、仮説を立ててみようという前向きのエネルギーも生まれる。

要は、これら10の基礎力を使えるスキルにするためには、日常の目的意識、問題意識を持つことが必要で、これがない限りは、使えない知識になってしまうということではないだろうか。

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