日本経済はなぜ浮上しないのか/片岡剛士
2014年前半の日本経済は、消費税増税の影響によって大きく変動しました。そして消費税増税直前の成長率の高まりとその後の大幅な落ち込みは、多くの経済学者やエコノミストの想定を上回るものであったのです。
今回の参議院選、争点となっているのはアベノミクス。
野党はアベノミクスは失敗だと攻撃し、与党は道半ばだという。
双方が自分たちに都合のよい数字を並べたてる。
経済の見方が真っ二つに分かれている。
なんとも奇妙な選挙である。
そもそもの躓きは2014年の消費税増税である。
でも当時、消費税を上げても大丈夫だという意見がほとんどだったように感じる。
マスコミもほとんどそのような論調だった。
そして今、マスコミはこぞって今回の消費税増税見送りを批判している。
あの時の自分たちの主張を忘れてしまったのだろうか。
なんとも無責任と言わざるを得ない。
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