ハーバードの〝正しい疑問〟を持つ技術/ロバート・スティーヴン・カプラン
「重要なことにいつ、どうやって疑問を抱くべきかがわかれば、若手のプロフェッショナルであれ上級管理職であれ、組織と自身のキャリアをよりコントロールできるようになる」
どんな優秀なリーダーでもすべての答えを知っていることはまれである。
しかし優れたリーダーは、適切なタイミングで重要なことに疑問を抱き、状況を浮かび上がらせ、問題を分析し、行動計画を練る。
こうしてリーダーたちは、逆境を乗り越えて自身や会社を軌道に戻す。
つまり、問題の本質を浮き彫りにするような疑問を抱くことは、すべての答えを知っていることよりもずっと重要だということ。
自分自身もある人からズバリと本質を突くような質問をされて、突然何かがひらめいたという経験がある。
著者は正しい疑問を持つために必要なポイントは2つあると言っている。
第一に、的を射るような疑問を抱くこと、
第二に、定期的に物事から一歩距離を置いて疑問を抱く習慣を身につけること、である。
つまり仕事だけでなく日常的に疑問を持つ習慣を持つことが優れたリーダーになるための第一歩になるということではないだろうか。
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