超一流の雑談力/安田正
言葉そのものが持つニュアンスとして、「なぜ」という言葉には圧迫感があります。これは日本人の感覚的な問題ですが、ちょっと窮屈で相手にプレッシャーを与えるような質問なのです。
ですから、雑談の中で「なぜ?」という質問は避けるようにしてください。
「なぜ」という言葉は英語に訳せば「Why」
その本質を問う質問である。
トヨタでは「Whyを5回繰り返せ」というのが文化になっている。
これ自体悪いことではない。
むしろ大切なことである。
ところが、日本人はこの「なぜ」という言葉を聞くと本能的に心を閉じてしまう傾向がある。
例えば、「なぜ、期限までに提出出来なかったんだ」と問われると、自己防衛本能が働き、つい言い訳が出てくる。
おそらく子供の頃から親に「なぜ、早くできないの」とか「なぜ、言うことを聞けないの」と責められ続けたからであろう。
本来心を開かせるためのものである雑談で「なぜ」を使わないほうが良いというのは意外と知らないことなのではないだろうか。
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