一瞬で大切なことを決める技術/三谷宏治
本当の「優先順位」とは、劣後順位を付けることです。そして、下位の活動を止め(捨て)て、経営資源を上位の活動に集中させることなのです。
物事を効率化するためには優先順位をつけ実行すればよいとはよく言われる。
しかし、実際には「優先順位」をつけるのはそう簡単ではない。
大抵の場合、「どちらともいえない」といえるものがいくつか出てくる。
結局、エイヤで決めるしかなくなる。
また、結局、優先順位をつけて全部やることになれば何も変わらない。
実行の順番を決めただけでは意味ないのである。
物事を効率化するために大事なことは優先順位をつけることではない。
やらないことを決めることである。
優先順位より劣後順位を決め、やらないことを決めること、これが効率化につながる。
これを実行するだけでは仕事は随分効率的になるのではないだろうか。
« トヨタの育て方 | トップページ | ANAの口ぐせ »
コメント