« 雨は心だけ濡らす/北方謙三 | トップページ | バルセロナ戦術アナライズ/西部謙司 »

2016年9月26日 (月)

風の中の女/北方謙三

Photo「お嬢さんは、本気で犯人捜しをやる気のようだね。ところで、誰のためだ?」
「誰って、典子の」
「自分のためだろう。死んだ人間は、なにも考えない。生き残った人間が、生き残ってしまった気後れを忘れるためとか、ただ安心するためとか、そのためにやることだ」
 一瞬、私は言い返す言葉を見失った。
「それがちゃんとわかっていてやるなら、私は文句を挟む気はないよ。人間というのは、いつも自分のために生きていて、最後の最後では、いつも自分のためになにかやっているんだから」
 私を見る関島の眼が、一瞬キラリと光った。

前日読んだ本が意外と面白かったので同じシリーズの続編を読んでみた。

主人公美有が部下を殺され、その犯人捜しに立ち上がるというもの。

今回もハラハラドキドキの展開で飽きさせない。

それにしても女性は何かのスイッチが入った時、持っている力以上のものを出す存在だと考えさせられた。

これはスポーツの試合を見ていても感じる。

男の場合も、やる気のあるなしでその結果は大きく違ってくるのだが、せいぜい120パーセントくらいであろう。

ところが女性の場合、時には200パーセントにも300パーセントにもなる。

男と女の違いがここにある。

問題はそれをいかにして引き出すか、ということであろう。

« 雨は心だけ濡らす/北方謙三 | トップページ | バルセロナ戦術アナライズ/西部謙司 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 風の中の女/北方謙三:

« 雨は心だけ濡らす/北方謙三 | トップページ | バルセロナ戦術アナライズ/西部謙司 »