雨は心だけ濡らす/北方謙三
雨の山の中を、必死で走ったことを、ふと思い出した。下着まで、濡れそぼった。しかし、そんなものはすぐ乾いたのだ。そして、ほんのちょっとだけ、心が濡れた。
いつもはビジネス書を読むことが多いのだがたまに小説を読みたくなる。
そこで久しぶりに北方謙三の小説を読んでみた。
若い女性インテリア・デザイナーである主人公が業者間の争いごとに巻き込まれるという内容。
彼女は必死になって一つ一つ危機を乗り越えてゆく。
命の危機も経験する。
そのたびに世間知らずの若い娘だった女性がたくましくなっていく。
一人の女性の成長物語として読んでも面白い。
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