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2016年9月17日 (土)

さよなら、シリアルキラー/バリー・ライガ

Photo 誰もが何かにあやつられている。配偶者に。親に。上司に。友人に。自分自身の衝動に。それが暗いものであれ明るいものであれ。
  誰もが何かに対するあやつり人形なのだ。
  ただ、ほとんどの人間には糸が見えないだけだ。だから、そもそも自分たちのことをあやつり人形だなどとは思わない。

主人公ジャズは17歳の少年。

21世紀最悪といわれる連続殺人犯の息子。

彼の住む町で殺人事件が起こる。

指を切りとられた女性の死体が発見される。

幼い頃から殺人鬼としての英才教育を受けてきたジャズはこれは同一人物による連続殺人事件になると警察に訴える。

と同時に、ジャズは自分の中には父親と同じ殺人鬼の血が流れており、やがては同じ道をたどるのではと苦しむ。

内なる怪物に苦悩しつつも、自らの手で犯人を捕まえようとするジャズ。

でも、誰もが、内なる怪物に苦しみ戦っているのではないだろうか。

とても不思議な小説である。

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