エッセンシャル思考/グレッグ・マキューン
6時間で木を切れと言われたら、
最初の1時間は斧を研ぐのに使うだろう。
──エイブラハム・リンカーン
エッセンシャル思考とは、 最少の時間で成果を最大にする思考法のこと。
そのためには、価値観を明確にし、優先順位を決め、不要なものは捨てる必要がある。
エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服しなくてはならない。
「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」
この3つのセリフが、人を非エッセンシャル思考の罠へと巧みに誘う。
エッセンシャル思考の人は、適当に全部やろうとは考えない。
トレードオフを直視し、何かをとるために何かを捨てる。
そのためには
「自分は何が大好きか?」
「自分は何がいちばん得意か?」
「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?」
この3つを自らに問い、明確にする必要がある。
非エッセンシャル思考の人の日常は、なんとなく引き受けてしまった約束であふれ返っている。
よく考えもせず、流れでそうなってしまうのだ。
それによって大切なものに費やすべき時間ははどんどん奪われていく。
何かを成し遂げるために人生はあまりにも短い。
ポイントは「捨てる」ということである。
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