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2016年9月18日 (日)

ビジネス・マネジメント・スタジアム/小山龍介

Photo『お前ら、球団のために野球やるな。自分のために野球やれ。オレは勝つことだけを考える。勝つことに徹する。だから好き嫌いはしない。いい者を使う。勝敗の責任はオレが取る。だから、自分の成績の責任は自分で取れ』

本書は常勝軍団をつくりあげた中日ドラゴンズの元監督、落合博満の采配術を、ビジネス視点で徹底解剖したもの。

落合氏は、監督時代、「自分のために野球をやれ」と言っている。

一見、自分勝手なプレーを奨励しているような言葉だが、真意はそうではない。

要はプロ意識をもってプレーすることを求めているのである。

本物のプロは独りよがりのプレーはしない。

チームの中での役割を十分に理解しそれを完全に果たす。

落合監督は、「自分のためにプレーしろ」と各選手の自律性を促しながら、同時にそれが勝利へ向けて連携し、しっかりと協調していくようなチームをつくっていった。

これによってはじめて強いチームができる。

ある一人が全体を統括し、すべての指示を出す統制型のチームは強いようで実は弱い。

どうしても他者依存になりやすい。

そして組織依存型の個人を育てる。

上からの許可がなければ、なにもできない状態を作り上げる。

そうではなく、個々人がプロとしての自覚を持ち、自律的に自分の役割を考え果たす。

それが有機的に結び付いてゆく。

それが本当の意味での強い組織を作り上げるのではないだろうか。

ビジネスにもそのまま通じる考え方である。

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