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2016年10月 8日 (土)

現代版 魔女の鉄槌/苫米地英人

Photo じつはソーシャルメディアの登場によって、現代においても、人々が情報ソースと信憑性を問わなくなるという、中世と同じプロセスをくり返そうとしています。

中世の魔女狩りはどのようにして生まれ浸透していったのか?

その大きな役割を果たしたのが「魔女の鉄槌」という書物。

グーテンベルクによる印刷技術が発展してきたことによって、印刷物が世に出回るようになった。

当時、印刷物は貴重品。

それだけに、印刷されたものであるということだけで、信ぴょう性まで担保されるような風潮があった。

そのような背景があって「魔女の鉄槌」という書物が広く読まれるようになった。

そこから根拠のないデマが浸透し、魔女狩りが広まっていった。

では、魔女狩りは中世の出来事で終わらせてよいのだろうか?

現代人は、自分たちが生きている世界が時代とともに洗練され、もはや過去の世界ではないと思い込んでいる。

しかし、中世ヨーロッパも21世紀の世界も、じっさいはほとんど変わっていない。

飛行機が飛び、クルマが走り、宇宙ロケットが飛び、膨大な電子情報が行き交いながら、権力者が我欲を果たす目的を隠しながら大衆を操作する点で、本質は同じである。

実は、現代にも魔女狩りがある。

現代の魔女狩りを端的に表現すれば、「都合の悪い者は消せ」というもの。

現代ではSNSを通して根拠のないデマが瞬くまに広がり、攻撃が始まる。

誰もが加害者にもなり被害者にもなり得る社会。

人間は同じことを繰り返す生き物だとつくづく思う。

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