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2016年10月15日 (土)

最後の授業/ランディ・パウシュ

Photo 経験とは、求めていたものを手に入れられなかったときに、手に入るものだ。そして経験は、きみが提供できるもののなかで、たいていもっとも価値がある。

2007年9月18日、米ペンシルベニア州ピッツバーグのカーネギーメロン大学で、バーチャルリアリティの権威として知られるランディ・パウシュ教授が「最後の講義」を行った。

本書はその記録である。

アメリカの大学ではときおり、人気教授が「人生最後の機会」と仮定して特別講義をする。
パウシュの講義もそのひとつだったが、彼の場合は特別な事情があった。

2006年9月に膵臓癌を告知された一年後、講義を引き受けた直後に癌の転移が判明。

余命半年足らずと宣告されていた。

当時、パウシュは四六歳。

最愛の妻と、三人の幼い子供と暮らしていた。

コンピュータサイエンスの世界で揺るぎない実績を築き、プライベートも存分に楽しんで、充実した日々を過ごしていた。

そんな彼が文字どおり「最後」となる講義に選んだテーマは、「夢を実現すること」。

夢を実現させようとすれば、壁にぶつかるときもある。

ぶつかるときのほうが多いかもしれない。

でも、壁は私たちの行く手をさえぎるためにあるのではなく、その夢をどれだけ真剣に追い求めているかを気づかせるためにあるのだと、パウシュはくり返す。

夢を見ること、そしてその夢をかなえようと努力することが、彼の人生そのものだ。

そして、たとえかなわぬ夢であったとしても、「経験」が手に入る。

「人生を終えるときに後悔するのは、自分がやってきたことではない、やらなかったことです」

この若者へのはなむけの言葉、心に響く。

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