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2016年10月17日 (月)

ヒットの正体/山本康博

Photo それまで「欲しい」とおくびにも出さなかったのに、実際の商品を目の前にすると「それそれ! それが欲しかったんだよ!」と突然豹変して、笑顔を向けてくる人に出会ったことはありませんか? または、自分自身がその体験をしたことはないでしょうか。
「それ」こそが、潜在ニーズをとらえた商品です。

ニーズには顕在化したものと、潜在したものとがある。

顕在化したニーズはわかりやすい。

故にすでに商品化されていることが多い。

そこで重要なのが、潜在ニーズなである。

ニーズが顕在化していない状態。

それも、ある特定個人や一部集団だけでなく、大衆レベルで、それぞれが明確に理解できていないのに、心の奥底で高まりだしているニーズ。

「そうそう、これが欲しかったんだ!」

本人でさえ自覚できていなかったところに、ポンと正解をもたらしてくれるようなもの。

しっくりと腑に落ちるようなものこそ、ヒットを生み出す条件だといえる。

では実際に、潜在ニーズをどのように発見すればいいのか。

それはずばり、文句を聞くこと、だという。

文句というのは「満足」状態になるために不足しているものを示唆してくれる心の声であり、ニーズそのもの。

この声なき声を聴き、組み合わせることによって、潜在ニーズを発見することができるという。

そう考えると、潜在ニーズや市場を読み解くのは、パズルを解くのに似ている。

それも最初からピースのかけらは決まっておらず、ときにはどこが終わりかわからない真っ白のパズルを、手探りしながらはめ込んでいくような作業である。

そして忍耐力。

さらに物事を解き明かしたいという探究心。

これらが組み合わさって潜在ニーズが発見されヒット商品が生み出されているということであろう。

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