普通のダンナがなぜ見つからない?/西口敦
東京都で女性が男性に「普通」と言って求める年収は、400万円以上26・8%、600万円以上39・2%であるが、実際に600万円以上稼いでいる25歳から35歳の〝独身〟男性は3・5%、400万~600万円稼いでいる男性も19・5%にすぎない。
本書で言っていることは、要は、ハードルを下げれば結婚できますよ、ということ。
女性が結婚相手に求める年収ひとつをとっても、「普通」と考えている600万円以上稼いでいる25歳から35歳の独身男性は3.5%しかいない。
これでは結婚相手が見つかるはずがない。
これに他の「普通」の条件を重ねればハードルは更に高くなる。
例えば、
・普通に会話ができる
・普通のルックス
・普通の身長
・普通に清潔感がある
・普通のファッションセンス
・普通の学歴
一つ一つが「普通」というからには確率50%とする。
ところが、この条件すべてを満たす人ということになると、 会話普通50%×ルックス普通50%×身長普通50%×清潔感普通50%×ファッションセンス普通50%×学歴普通50%×年収普通50%…イコール0・8%。
なんと、すべての普通を同時に満たす人は100人に1人もいないという結果になる。
日本人は「普通」という言葉が好きだ。
普通の生活、普通の家庭、普通の教育、普通の会社、普通の社員・・・
でもその「普通」の内容とは何なのだろう?
結婚に限らず「普通」とは一体何なのか?
少し考えた方がよさそうだ。
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