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2017年1月24日 (火)

会社は2年で辞めていい/山崎元

Photo 思い切って断定すると、会社の状況変化に対する読みの可能性や、自分の将来像に対する予測可能性を考えたときに、将来の具体的な計画が可能な期間は「二年」だ。もちろん、これは最大公約数的なものであり、事情によって、短縮されたり、長期化できたりする。

石の上にも3年、という言葉がある。

最低3年は我慢しないと一人前にはなれない、という意味だ。

しかし著者は「会社は2年で辞めていい」という。

現代はそれほど変化が激しくなってきているということであろう。

具体的な計画を立て、目標と自分の達成度合いを詳細に比較するというような意味で、現実的な計画単位は、会社の状況変化との関係で、やはり2年くらいだというのである。

ただし、それだけに、この2年は相当密度の濃いものとする必要がある。

まず、28歳までの期間は、自分の「職決め」のための試行錯誤が可能な時期である。

この期間であれば、業種も職種もすっかり変えてしまうような転職を、比較的無理なく行うことができる。

そして28歳までは比較的なんにでも適応できる。

28歳の次に意識すべき年齢は35歳。

35歳は、目標として、これくらいの間に職業人としての自分の完成を目指し、何らかの仕事の実績を持つことを目指そう、という中間地点。

人材市場の商品としてビジネスパーソンを見る場合、35歳までの「一般的な部下」としても雇われやすい時期までに、ある程度の人材価値を確立しておきたい。

「転職年齢35歳限界説」は、かなり緩和されてきたが、それでも、マネジャーが部下を雇うと考えた場合、自分よりも低年齢な部下を雇いたいとイメージすることが多い。

35歳を過ぎると、「一般的な部下」の道は狭まるので、できれば「何かができる人材」である必要がある。

そのためには、30代の前半に仕事上の実績を作っておく必要があるという計算になる。

一応の人材価値が完成するのは35歳までだと考える必要がある。

と、これが著者が述べている内容なのだが、普通の人にはかなり高いハードルなのではないだろうか。

著者はこれまで12回、転職を繰り返してきたという。

相当上昇志向の高い人なのだろう。

でも、上昇志向の高い人は世の中を見渡した場合、ごく一部分である。

問題は、上昇志向の高くない人はどうすれば良いのか、ということである。

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