アマゾンにも負けない、本当に強い会社が続けていること。/権成俊
競合と同じ土俵で勝負するのではなく、お客さまが求めている新しい価値を見つけ、それを自分たちがどのように提供していくかに知恵を絞る。これが、生き残っていくための唯一の道です。
一つの会社が勝ち続けるのが難しい時代になってきた。
たとえ斬新なビジネスモデルを作り、差別化を図ったとしても、数か月後にはすぐにマネされてしまい、優位性はなくなってしまう。
特に規模で劣る中小企業は価格競争では大企業と勝負にならない。
著者は、大事なことは「選ばれる理由」がある、ということだという。
言い換えれば、「選ばれる理由」を作り出し、維持し続けるための「戦略」があるかどうか。
しかし、すべての人に選ばれる必要はない。
ある特定な人に選ばれればよいのである。
つまり重要なポイントは、お客さまを絞り込む、ということ。
これは提供する価値を絞り込む、ということでもある。
この絞り込みが明確にできてこそ、他社と競合しない特徴づけが可能となる。
誰に対して、どんな価値を提供し、どのように儲けるのか?
中小企業はまずこの点を明確にすべきではないだろうか。
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