折れない自分のつくり方/小倉広
強制はしない。だが、全員に反対されても、掲げた目標はおろさない。そして、一切、メンバーに迎合もしない。相手がわかってくれるまで一万回でも言い続ける。その信念の強さこそが、折れない自分をつくる鍵である。
リーダーには大きなプレッシャーがかかる。
だから折れてしまうリーダーも多い。
しかし、折れて当然の場面にもかかわらず、リーダーは折れてはいけない。
それがまた、リーダーに大きなプレッシャーとなって襲いかかる。
人は基本的に過去と相手を変えることはできない。
だから、リーダーは、メンバーに「強制」してはいけない。
だが「迎合」してもいけない。
こう考えると、かなり細い道を通らなければならないということになる。
そこで大事なことは信念である。
リーダーは、メンバーがそれを受け入れるかどうかにかかわらず、自らが正しいと思うことを愚直に伝え続ける。
それこそが、「強制」でもなく「迎合」でもない第三の道である。
ただし、この「信念」は独りよがりなものであってはならない。
それではお客様にも部下にも支持されない。
これをやれば絶対に、お客様に喜んでいただける。
これをやれば絶対に、部下は幸せになれる。
利己ではなく、利他の心から発せられている信念。
だからこそ、ブレない、揺れない、折れずに貫き通せる。
その意味で、どのようにぶれない「信念」を持つか、これかポイントだということになる
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