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2017年2月27日 (月)

なぜ女は男のように自信をもてないのか/キャティ―・ケイ、 クレア・シップマン

Photo 自信は、失われた環なのだと私たちは信じている。頭ばかり働かせすぎている私たちを、行動という解放された領域に押し出してくれるのが、自信なのだ。

この本のタイトルを見て、興味がわいた。

著者二人はアメリカ人である。

しかもテレビ局のリポーターというどちらかといえば勝ち組と見られている人たちである。

そのような二人であっても、「女性は男性と比べて自信を持てない」と思っているのか?

非常に興味深く思った。

本書に、イギリスにある〈リーダーシップ・マネジメント研究所〉が2011年に女性たちに対して行なった調査結果が掲載されている。

それによると、「自分の仕事に対してどれだけ自信があるか」という質問に対して半数の女性が「自分のパフォーマンスとキャリアに対して自己不信を抱いている」と答えていたというのである。

男性回答者で同様に答えたのはわずか三分の一以下だった。

つまり、つまり欧米では、女性は自分の価値を、男性が自分にあると信じている価値よりも、事実上20%も低く見積もっているということなのだ。

欧米でさえそうならば、我が国ではどうなのか?

私たち日本人は、自己評価の低い国民として知られている。

たとえば、内閣府の平成26年版『子ども・若者白書』には、世界七カ国の13歳から29歳の若者を対象に行なった、こんな意識調査の結果が載っている。

自己肯定感に関する項目で、「自分自身に満足している」と答えたのは、

一位がアメリカで、86%。

二位のイギリスから、フランス、ドイツ、スウェーデンは約83%から74%でほぼ横並び。

六位の韓国は71.5%、

そして日本は45.8%と圧倒的に低く、最下位である。

おそらく女性だけを対象に調査すればさらに低い数字がでるだろう。

女性に能力がないわけではない。

むしろ足りないのは一歩を踏み出す勇気なのではないだろうか。

何か間違ったことをするのを恐れるあまりに、とにかくすべてを正しく行なおうと必死になる。

でも、失敗するリスクを取らなければ、次のレベルにはいけない。

私たちに必要なのは、行動を起こすこと、リスクを冒すこと、そして失敗をすることだ。

そして、必要以上に卑屈になったり、言葉を濁したりするのをやめること。

女性に成功する能力がないわけではない。

ただ自分が「成功できる」ということを信じていないように見える。

これは女性に限ったことではないのだが。

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