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2017年4月 6日 (木)

左遷社員池田 リーダーになる/鈴木孝博

Photo ただ有能であるがゆえに否定され、警戒され、島流しにされているのが現実だ。これをどう考えたら良いか。簡単に言えば、良くないリーダーが上にいるということだ。自分の地位を脅かす「危険人物」をいち早く察知する「器量」はあるが、その価値を認め、力を発揮できるように導く「度量」はない。

本書は物語を通してリーダーのあり方を語っている。

物語は創業社長の急死から始まる。

ドレッシング製造を手がけるフリージアは、アットホームな中堅企業。

しかしカリスマ創業社長が急死すると社内は一変。

元銀行員の娘婿が新社長に就任したものの、

新社長のやり方に多くの社員が疑問を持ち、業績は低迷する。

そんな会社の危機に、前社長と二人三脚で会社を築き上げた「伝説のナンバー2」、近藤が立ち上がる。

近藤はまず、左遷され落ち込んでいた中堅社員・池田に目をつけ、リーダー修行が始まる。
と、このようなストーリーである。

この物語を通して教えられるのは、リーダーの求心力についてである。

リーダーはそのポジションパワーによってメンバーを従わせようとしても、面従腹背のメンバーを生むだけ。

そこに「本気」がないので会社は活力を失う。

リーダーは自分自身が主体的でなくてはいけない。

またメンバーの主体性を自然な形で引き出せるのが良いリーダーだ。

誰だって自分の価値を認め、より輝かせてくれる人になら、ついていきたいと思うだろう。

人は必要に迫られたり、ワクワクするような意義を見出した時、どんどん成長していく。

そのためには、まずは徹底的にあり方を考え、「目的」にこだわること。

そして現場の一人ひとりが、活き活きと行動できる環境をつくること。

それが自律的な強い組織風土づくりにつながる。

本書は、そんなことを教えてくれる小説である。

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