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2017年4月28日 (金)

日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか/古荘純一

Photo 自尊感情が高ければ、逆境に負けずにやりたいことを行おうと考えるでしょうが、自尊感情が低ければ、さまざまな困難に打ち勝っていくことができにくいと言えます。

ユニセフの調査で、日本の子どもの主観的な幸福度は、他国と比べて突出して低いことが報告されている。

他の調査でも同様の結果が出ている。

日本の子供たちは、学力的にも優れており、物質的にも他国に比べれば恵まれている。

にもかかわらず日本の子供たちの主観的な幸福度は低い。

原因は何なのだろうか。

著者はその一つとして日本の子供たちの自尊感情の低さをあげている。

自分を肯定的にとらえる、ということは、人生のさまざまな困難を乗り越えて充実した人生を送るために必要だ。

それだけでなく、他人と協調していくためにも必要なことだと言える。

自分を否定的にとらえると、他人のことも否定的にとらえたり、他人からの言動を被害的にとらえたりすることで、関係がうまく成立しなくなってしまうからである。

そうなると、コミュニケーションをとること自体、難しくなってしまう。

ではなぜ日本の子供たちの自尊感情は低いのか。

自尊感情に影響を与える要因としては、母子関係の緊密さ、両親の受容的態度、両親からの一貫したしつけ、子どもの意見を尊重する態度、子どもの独立性を尊重する態度などが関与しているとされている。

両親から関心を向けられ、良好な関わりを持つことが、それを高めると、一般的には報告されている。

特に幼児期の母親との関係性が自尊感情に大きく影響を与えると言われている。

確かに、母親や周囲の大人が、子どもたちに、お前はだめな子だ、などと否定的なメッセージを送り続ければ、できないのは自分が悪いからだ、と思いこんで自分を受け入れることができず、自尊感情は低くなる。

まずは、子どもの存在をあるがままに認め、そして子どもを守り育む姿勢が重要だと思えてならない。

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