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2017年4月 8日 (土)

ストレスと適応障害/岡田尊司

Photo 自分が最善と信じる行動をとるためには、日頃から自分で判断し、行動する習慣をつける必要がある。つまり、周囲の評価や結果にばかり左右されない生き方をすることになる。それは、心が折れることから自分を守るだけでなく、自分らしい本来の生き方にもつながるのだ。

ストレスによってウツになったりする人が増えている。

顧問先でもこのことの相談を受けることが多くなってきている。

そう考えると、この問題、放置してはいけない問題である。

著者によると、ストレスには4つの原理があるという。

第一の原理は、ストレスは自分でコントロールできると、小さくなるということ。

つまり、自分で比較的容易に対処できる方法を身につけることが、ストレスを減らすうえで重要だといえる。

第二の原理は、ストレスは抑えようとすればするほど、増大するということ。

ジグムント・フロイトから始まる精神分析の発見の一つは、抑圧された欲求が、症状を作り出すということ。

まったく同じように、抑え込まれた欲求はストレスになるといえる。

たとえば、無意識のうちに怒りや不満を感じているのに、それを言葉にしないで我慢していると、次第にストレスが溜まりやすくなる。

第三の原理は、ストレスが限界を超えてしまうと、ストレスに慣れるどころか、ストレスに対して過敏になってしまうということ。

それまでどうもなかった物質に対していったん感作が起き、アレルギーになると、まったく受けつけられなくなるように、ストレスに対しても同じように感作が起きる。

第四の原理は、ストレスを乗り越える力は、その人個人の力だけでなく、その人を支える力によっても左右されるということ。

つまり、問題を解決する能力における重要な要素は、他の人に相談できるかどうかであるということ。

以上の4つである。

では、どうすればよいのかというと、自分で考えて行動することである。

他者から言われて行動すると、どうしてもストレスが溜まる。

他者はコントロールできないからである。

しかし、自分はコントロールできる。

だから、自分で考え、判断し、行動することである。

またこのことは同時に自分らしい生き方にもつながり、自分の成長にもつながる。

いま、ウツの患者が増加しているのは、逆に考えれば、他者依存の人が増えていることの裏返しなのかもしれない。

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