« 1時間の仕事を15分で終わらせる/清水久三子 | トップページ | 明日のプランニング/佐藤尚之 »

2017年5月21日 (日)

AIの衝撃/小林雅一

Photo こうした分析の結果、今後10~20年の間に米国の雇用の47%が、コンピュータやロボットに職を奪われる危険性が高いとの予想が得られました。

今後10年~20年の間に半分近くの雇用がコンピュータやロボットに奪われる。

これは仕事をしているものにとっては脅威であろう。

一方、これから人口減少社会に突入する日本にとっては朗報ともいえるものである。

問題は、どんな仕事がAIやロボットにとってかわられ、どんな仕事が残るのかということ。

以前は定型的な肉体労働についてはロボットに奪われるということは言われていた。

しかし、それをしのぐ形でAIやロボットは進化してきている。

今は、非定形的な肉体労働も、奪われてしまう可能性が高いと見られている。

最後に残された人間の聖域、つまり奪われる可能性がない安全な仕事とは、医師や弁護士、起業家、クリエーターといった知的労働者と見られている。

しかし人間にとって「最後の砦」とも言える学習能力を、コンピュータや機械が備えてしまえばどうなるのか?

つまりビッグデータを教材にして自ら学び、変化し、無限に成長する自律的マシンが登場したらどうなるのか?

おそらくかなり広い領域の知的労働者の仕事がAIやロボットに奪われるということになるであろう。

産業革命を境に、人類は「蒸気機関」や「自動車」、さらには「重機」や「産業用ロボット」、そして「コンピュータ」など、人間の能力を遥かに超えるマシンを次々と開発してきた。

しかし、どんなことにも対応できる柔軟な「知能」という側面だけは、人間に残された最後の砦として守られてきた。

この最後の砦さえも、ロボットやコンピュータに譲りわたすことになるのだろうか?

しかし、そうした事態はおそらく起きないだろう。

それは「知能」が人間に残された最後の砦ではないからである。

人間は単なる「知能」という言葉では表現しきれないほど大きな「何か」をもっている。

この「何か」が私たち人間に残された最後の砦なのではないだろうか。

« 1時間の仕事を15分で終わらせる/清水久三子 | トップページ | 明日のプランニング/佐藤尚之 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: AIの衝撃/小林雅一:

« 1時間の仕事を15分で終わらせる/清水久三子 | トップページ | 明日のプランニング/佐藤尚之 »