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2017年7月21日 (金)

開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法/山岡淳一郎

Photo 「投げる技術、打つ技術の最低ラインはクリアしよう」などと鷹揚に構えていたら、あっという間に三年がすぎる。それではいつまで経っても勝てない。
 そこで求められるのが「戦略」である。

東大進学率№1の開成高等学校。

しかし、野球部は打てない、守れない選手ばかり。

それもそのはず、開成野球部は、グラウンドでの全体練習は週一回と決められている。

しかも夏場は4時間ぐらいできるときもあるが、日の短い冬場は一時間半ほどで切り上げねばならない。

ところがその弱小野球部が2005年、都の大会で甲子園出場校に1点差に迫るところまでいった。

その秘訣はどこにあるのか。

それは戦略にある。

戦略を先につくり、限られた範囲で反復練習をする。

週一の練習は、守備より打撃重視。

守備は難しい球を補る練習はしない。

それより、とって当たり前の球を確実に捕れるような練習をする。

後は打撃練習に集中する。

打撃練習はバントやスクイズはほとんどしない。

フォームも気にしない。

監督は、

「ドサクサまぎれに勝つ」

「盗塁は足の速さよりも準備」

「チームづくりはえこひいきから」など、

ユニークは戦略を次々に編み出す。

だから、試合はコールド勝ちかコールド負け。

まさに弱者の戦略である。

でも、これ、「ヒト」「モノ」「カネ」全てが不足している中小企業に共通することではないだろうか。

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