発想する技術/石井守
良いアイデアはしばしば、複数のアイデアの組み合わせから生まれるものです。発想法の古典的名著『アイデアのつくり方』には、「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」とまで、書いてあります。
私たちの脳の中には、たくさんの知識や情報が記憶されている。
これらの情報が引き出されると、何かを思い出したり、思いついたりする。
これらの情報は、実は、何の刺激もなければ、引き出されることはない。
これは、脳の仕組み上、そうなっている。
これらの情報が引き出されるのは、情報を引き出す刺激がある時のみ。
更に、アイデアとは、無から有を生み出すことではない。
既にある知識や情報を組み合わせることによって生まれる。
要するにアイデアとは、脳に刺激を与えることによって既にある知識や情報を引き出し、それを組み合わせること。
そして、そのためには方法がある。
本書では30の発想法を紹介している。
ブレストやマインドマップ等、すでに知っているものもいくつかある。
この中のいくつかでも自分のものにすれば、かなり力になるのではないだろうか。
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