« 開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法/山岡淳一郎 | トップページ | ホームレス作家/松井計 »

2017年7月22日 (土)

「会社の悪口」は8割正しい/秋山進

Photo 古くから日本の組織では、偉くなった人が自分の気配を消して、若く優秀な人に実質的な権限をどーんと任せてしまう「そうせい候」システムと呼ばれる仕組みがあった。

「そうせい候」で思い出されるのは、幕末の長州藩主毛利敬親である。

藩士の進言を聞くと、すぐに「そうせい」と言う口癖があったとのことから来る。

つまり、経験豊富な偉い人が、自分が最後は責任はとる。

だけども、最も物事がよくわかっている若い人物に思い切って権限移譲してしまうという方法のことを指す。

この方法では、功なり名を遂げた人物が上層部にいることで組織は安定する一方で、実質的な意思決定は、物事がわかる人物によって果敢に遂行されるというよさがある。

さらに、権限移譲された者は「トップが言っている」という言葉を錦の御旗にし、下の者をまとめていく。

そしてみんなが忖度しながら業務を遂行する。

これが日本の組織である。

今の加計学園問題も結局はこんなところだろう。

つまり、「誰が言った」「言わない」を問題としているかぎり、事の本質は分からないということではないだろうか。

« 開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法/山岡淳一郎 | トップページ | ホームレス作家/松井計 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「会社の悪口」は8割正しい/秋山進:

« 開成高校野球部の「弱くても勝つ」方法/山岡淳一郎 | トップページ | ホームレス作家/松井計 »