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2017年8月 2日 (水)

なぜ、上司の話の7割は伝わらないのか/小倉広

7 最初に土台としてのエトス(信頼)が必要で、その上にパトス(情熱)を重ね、最後にロゴス(論理)を持ってきます。そうすることで、初めて人を動かすことができるようになるのです。しかし、多くの人はロゴス(論理)から始め、さらにロゴス(論理)を押し通そうとします。エトス(信頼)とパトス(情熱)を無視してロゴス(論理)だけで押し通すから、余計に伝わらなくなるのです。

「伝わらない」ということで悩んでいる上司は多い。

その場合、原因は「伝え方」、つまり「ロゴス」の問題だと考えがちだ。

しかし、部下に話を伝えるためには、部下との間にまずエトス(信頼)を築き上げる必要がある。

その上で部下にパトス(情熱)をもち、しっかりとしたロゴス(論理)で伝えること。

これが必要であり、これなしには成し得ない。

ところがどれか一つしか持っていない上司が多い。

ロゴスだけの人は論理バカ。

パトスだけの人は情熱バカ。

そして、エトスだけの人は誠実バカと言える。

論理バカは、理屈だけで人を説得しようとする。

一方的に話す人が多く、小難しい言葉を使ったりして、ひたすら説明をし続ける。

このタイプの人は、たくさん話せば話すほど相手に伝わると勘違いしている。

さらに、理屈で納得すれば人は動くと思っている。

しかし、人は感情で動くもの。

理屈を言えば言うほど、相手の感情はどんどんマイナスになっていく。

このタイプの人はそのことに気がつかず、さらに説明を重ねてしまうので、相手に共感されない。

共感されなければ、もちろん納得もされない。

情熱バカは勢いだけ。

このタイプの人は、情熱はあるので相手の気持ちを揺さぶる。

しかしロゴス(論理)が欠けているため、相手は具体的に何を求められているのかがわからず、行動に移すことができない。

場合によっては、情熱が空回りし、部下に「バカじゃない?」と軽蔑される。

いい人で人に優しい誠実バカは、自ら進んで一生懸命働く。

しかし相手のことを思いやるがゆえに、部下に苦言や要望を言えない。

このタイプの人は誠実なので、精一杯、相手に話を伝えようとする。

しかし、そのメッセージには情熱がなく弱々しいので、相手の胸に響かない。

響かないから共感されず、伝わらない。

エトス、パトス、ロゴスはどれか一つが欠けても伝わらない。

「伝わらない」と悩んでいる人は、自分にはどれが決定的に欠けているのか、振り返ってみる必要があるのではないだろうか。

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