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2017年8月29日 (火)

自分を見違えるほど変える技術/ケリー・パターソン、他

Photo 変化の原則は、「今、その瞬間に与えられる報酬や罰則を、新しい、望ましい習慣と直接的に関連付ける。それによって脱線する確率を大きく減らすことができる」

多くの人が自分を変えることが出来ないがために、人生を無為に過ごしている。

ある調査によると、組織で働く87%の人が上司から指摘された行動を改善できなかったために昇進や昇給が見送られる経験をしていたという。

行動を改める必要を感じていても、その方法がわからなかったのである。

また、人間関係が悪化する根本的な原因は相性ではなく、本人たちの行動であることがわかっている。

関係を修復して親密な関係を取り戻せる人々は、自分の行動を変化させられる人たちだった。

では自分の行動を変えるためにはどうすれば良いのか。

ここで多くの人が間違ってしまうのは、「意志の力」で変えようとすること。

そして変われないのは「意志の力」が弱いからだと思ってしまうこと。

でも、「意志の力」のせいと見えていたものは、実は「スキル」のせいではないのか?

誘惑に打ち勝った人たちがそうできたのは、強い気持ちのせいではなく、そうするスキルがあっただけのことではないのか?

その人たちは、他の人にはないスキルを一つか二つ持ち合わせていただけではないのだろうか?

本書で示している自分の行動を変えるスキルはポイントが二つある。

一つは、「決定的瞬間」を知ること。

私たちが自分の決めたことが続かず、誘惑に陥ってしまう「決定的瞬間」がある。

自分の何かを改めたいからといって、絶え間なく頑張り続ける必要などない。

いくつかのハイリスクな瞬間を意識するだけでいい。

そのような瞬間を決定的瞬間と呼ぶ。

まずは、これがどのような時、どのような状態の時に起こるのか、これを知ること。

もう一つは、自分の決定的瞬間がわかったら、衝動が起きたときに備えてルールを決めておくこと。

そのときに正しい行動を選択できれば、望む結果につながる。

これを重要行動と言う。

重要行動を用意する手っ取り早い方法は、自分の決定的瞬間を念頭に置きつつ、その克服に関わる三つの行動を自分向けにアレンジすること。

これをするだけでも、自分の行動を変えることが出来るのだという。

少なくとも、変われないことを、自分の「意志の力」のせいにしないことである。

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