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2017年8月15日 (火)

上手に「言い返す」技術/吉野秀

Photo 元総理の小泉純一郎さんは、3つの演出方法を持っていた。それは「絶叫」「棒読み」「はぐらかす」で、これらを巧みに組み合わせていた。この手法で「迫力があって、軸がぶれない人」のイメージも作られ、小泉さんの言っていることは正しく聞こえた。総理でなくなってからは、いろいろなことがやりっ放しだったとわかったのだが、あの当時は、多くの国民が「改革」「自民党をぶっ殺す」「郵政民営化」など必ず実現してくれると信じていたのだ。

社会で生活している以上、トラブルやミスは必ず起こる。

だから、問題の発生時に「どうして起こったのか」「現状はどうなっているか」「これからどうすべきか」を考えることが重要だ。

それと同時に、上手に言い返す技術も必要だ。

何しろ、人間は感情の動物だ。

話していることが正しくても、話し方が悪ければ、相手は感情的な反発を持つ。

こうなってしまっては元も子もない。

本書によると、言い訳のタイプには4つある、という。

それは「意表つき」「すり替え」「褒め抜け」「萎え技」だ。

「意表つき」は、まったく脈絡のないフレーズを発し、相手をあきれさせるタイプ。

「すり替え」は別な話にすり替えることによって、相手の気をそらせる方法。

「褒め抜け」は、相手を褒めてその場を回避しようとするタイプ。

「萎え技」は、相手の気分を萎えさせて何も言えなくさせるタイプ。

何れも正攻法ではない。

むしろ正攻法でないからこそ有効なのだろう。

小泉元首相もそのような技を持っていた。

国会でも、必ずしも正面から反論していなかった。

しかし、何となくみんなは納得してしまっていた。

それに比べると、安倍首相はあまりにもまじめ過ぎる。

小泉元首相であれば、モリカケ問題など、「何が悪いんだ」と開き直ったかもしれない。

そして、それを許せるようなキャラがあった。

仕事がうまくいくかどうかは人間関係による部分が大きい。

そのためには言い訳の技術は重要だ。

小泉元首相のように自分なりの得意技を持つべきではないだろうか。

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