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2017年9月22日 (金)

シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀

Photo 2045年と予測されるシンギュラリティが起こるかどうかはともかく、二〇二〇年代にコンピュータの集積度が人間の脳を超えることはほぼ間違いないであろうと予見されています。

シンギュラリティは、もともと「特異点」を意味する言葉。

この世の中の多くのものがシンキュラリティを迎えようとしている。

たとえば自動運転の進化。

今は運送会社やバス、タクシーの会社は運転士不足に悩まされている。

しかし、自動運転が普及すれば、バスもタクシーも「運転士不足」に悩むことはなくなるはず。

逆に言えば、せっかく採用された彼らは、職を失う。

運転士不足に悩むバス会社は、若者の育成に投資するより、自動運転を開発しているベンチャー企業に投資したほうが有効かもしれない。

経理部、人事部、法務部といったバックオフィス機能の境界線は急速になくなっていくと予測される。

それらの業務はデジタル化されてクラウドに移行し、AIが担うようになるだろう。

したがって、それぞれの領域で専門家としてキャリアを重ねるのはきわめて困難になるだろう。

資格の境界線もなくなるかもしれない。

弁護士、会計士、税理士、司法書士、行政書士といった知的労働は、これまでまったく異なるものだった。

業務内容も法制度も違うし、それぞれの資格を得るための試験も別々。

しかし、それぞれが扱う仕事をデジタル化した途端、そこに区別はなくなる。

AIにとっては、弁護士が見る判例も会計士が見る帳簿の数字も単なるデジタルデータにすぎないのだから。

一事が万事、こんなことが起こるだろう。

まさに今、私たちはシンギュラリティの時代に生きているといえるのではないだろうか。

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