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2017年9月 3日 (日)

仕事消滅/鈴木貴博

Photo われわれには実は時間があまりない。 「2035年ぐらいまでに先進国の30%以上の労働者がAIとロボットによる失業の危機を迎える」という意見については、かなり多くの専門家が賛同している。そして労働力人口の30%の規模の失業危機は、言うまでもなく経済政策上の大問題になる。

AIとロボットの進化は目を見張るものがある。

便利になる一方、それによって人間の仕事が奪われるのではないかという懸念が示されている。

近未来に最初にやってくる仕事消滅の危機は2025年前後、

日本国内で123万人が働くドライバーたちの大量失業危機である。

その引き金は自動運転車の実用化である。

そうなってくると、少なくとも長距離トラックの運転手と、タクシー運転手は仕事が確実になくなるだろう。

完全自動で運転できる自動車が出現すれば、会社がドライバーを雇う必要がなくなる。

人件費を払わなくても車が同じ働きをしてくれるようになるからだ。

同じ頃、デイトレーダーの仕事は絶滅する。

株式のトレードでもFXのトレードでも人間はAIに勝てなくなるからだ。

金融機関でも人間のトレーダーはAIにとってのカモに堕ちていく。

2030年頃にはパラリーガルと呼ばれる弁護士助手の仕事、銀行の融資担当者、裁判官といった、主に「頭を使う専門家の仕事」がAIにとって代わられ消失する。

2035年頃になるとAIは「汎用的」と言われる領域に到達する。

つまり人間と同じように思考しながら、人間と同じように分野を限らない会話の中でも人間より正しい判断ができるようになる。

そうなると職場のほとんどの知的作業においてAIは人間のパフォーマンスを上回るようになる。

おそらくこの流れを止めることはできないのであろう。

そうすると、今は人手不足で悩んでいる企業も、やがてはその問題は解決するということになる。

むしろ人余りの時代が訪れようとしているということ。

でも、一方、新たな仕事も生まれてくるのだろう。

その時、人間はどんな仕事をしているのだろう。

非常に興味深い。

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