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2017年9月19日 (火)

戦略人事のビジョン/八木洋介、金井壽宏

Photo 人事部門がオープンでないのは、社員情報をたくさん握っているからでも、何かをたくらんでいるからでもありません。一言で言えば、人事施策に戦略性が欠けているからなのです。

人事部門は伏魔殿にたとえられることがある。

何を考えているか外から分からず、人事ににらまれると、まず出世できない。

どうして闇に包まれてしまうのか。

それは人事施策に戦略性が欠けているからである。

多くの場合、人事は戦略ともっとも遠いところにある。

戦略とは全くかけ離れたところで人事施策が決められる。

だから「なぜこうなったのか」の説明ができない。

結果、闇に包まれる。

このような流れになってしまうのである。

「戦略性のマネジメント」は、「現在」を見て、勝つための戦略を立て、それを企業内の各機能に一貫性をもって反映させるマネジメントである。

戦略は外部環境の変化によってしばしば変わる

だから、その都度、各部門は変化に対応し、臨機応変に仕掛けを打ち出して、ダイナミックに動く。

そして、人事部門は、前例や制度やマニュアルに固執することなく、見識をもって変革をリードする役割を果たすのである。

戦略は、「こうやって勝つ」というふうに話の筋が通っていて、ふつうの人が聞いて納得できるストーリーになっていなくてはならない。

そういった戦略をベースに、ふつうの人である社員とのコミュニケーションを図り、そのやる気を最大化し、企業の生産性を向上させることが戦略人事のあり方であり、人事部門が担うべき役割である。

変化の激しい時代、最も変化を求められているのは、実は人事部門なのではないだろうか。

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