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2017年9月 6日 (水)

世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本/田口力

Photo メディアからの「ウェルチさん、あなたはなぜ二十世紀最高の経営者と言われるようになれたのですか」という質問に対して、ウェルチ氏はたった一言、
「Self‐awareness」(自己に対する気付き)
 と答えたのです。  

研修の中で参加者に「この中で自分のことが分かっている人は?」と質問を投げかけると、誰も手を上げない。

多くの人は自分のことが分かっていない。

分かっているという人であっても、それは思い込みである場合が多い。

現GE会長のジェフリー・イメルト氏も「リーダーシップとは、終わりのない自分探しの旅である」と言っている。

「自分探しの旅」と言った場合、ひと頃若者の間ではやった「自分探し」とオーバーラップしそうだが、それとは視点が少し違う。

ここで言う「自分探しの旅」とは言い換えるならば「自己理解を極める」ということであろう。

リーダーは他者に影響を与え、動かす必要がある。

ところが、人間は10人いれば10人とも違う。

同じ人間であっても、性格や価値観が違う。

だから他者を理解することがどうしても必要である。

では他者を理解するためにはどうすればよいのか。

自己を理解することである。

自己理解を深めることによって、はじめて他者を理解することができる。

人間の多様性を理解できるようになる。

これは基本中の基本なのだが、これが分かっていないリーダーがあまりにも多い。

ビジネスで起こっている問題の根本的な原因の七割から八割は、「コミュニケーション」に関連することだと言われる。

では、コミュニケーションが成立している状態とはどんな状態なのか。

それは表層的に言葉のやり取りをして「何かの物事に対して共通理解を得ることができた」などというレベルではなく、互いに共通の価値観を共有したレベルに達している状態を意味する。

そのためには深い自己理解と他者理解が不可欠である。

リーダーは他者に影響を与える存在である。

それだけにリーダーはもっと謙虚であるべきだと思う。

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