« シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀 | トップページ | パッとしない子/辻村深月 »

2017年9月23日 (土)

脳を最適化する/アルバロ・フェルナンデス、他

Photo いくつもの研究によってわかったことだが、脳が完全に形作られる成人期以降も、語彙にかかわる言語能力、パターン認識力、感情の自己制御力など、体験の蓄積によって洗練されていく機能は、年をとるに伴って良くなる傾向にある。

年を取ると、脳機能が衰えると思われている。

しかし、研究によると、年を取るとともに衰える分野とむしろ良くなっていく分野があるということが分かってきたという。

たとえば素早く学んだり、新しい環境へ適応したりする能力は年とともに衰える。

しかし、体験の蓄積によって洗練されていく機能は、年を取るに伴ってよくなる傾向にあるという。

つまり、年を取るとともに多様な視点から高度な推理を行ったり、対立する状況の中で和解案を提示するといった能力はむしろ伸びてゆくというのである。

脳機能が衰えることを防ぐ特効薬はない。

ただ、身体を動かす事と脳に刺激を与える事の両方を行なうことが大切。

更に自分自身や他者との間に感情的なつながりを保つこと。

自分を信じ、尊重することで自己とつながり、同じ方法で、家族や友人たちとつながっていることで、認知的に健康かつ生産的でいることができる。

要は、年を取るということを肯定的に受け止め、その時その時で脳を最適化する努力を続けることが大事ということではないだろうか。

« シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀 | トップページ | パッとしない子/辻村深月 »

「書籍・雑誌」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/555602/65796153

この記事へのトラックバック一覧です: 脳を最適化する/アルバロ・フェルナンデス、他:

« シンギュラリティ・ビジネス/齋藤和紀 | トップページ | パッとしない子/辻村深月 »