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2017年10月13日 (金)

デキる人は「言い回し」が凄い/日本語力向上会議

Photo 「即戦力となる学生を青田買いする」
 「即戦力となる学生を青田刈りする」
 この二つの言い方では、どちらが正しいでしょうか。
 正解は前者の「青田買い」です。

優秀な人材の確保は会社経営にとって重要な課題。

そして優秀な人材ほど早々に内定を得る。

企業が卒業見込みの学生に早い段階で内定を出すことを「青田」という言葉を使って言い表す。

その場合、「青田買い」という言葉と「青田刈り」という二種類の言葉が使われている。

どちらが正しいのかということだが、それは言葉の成り立ちを考えるとわかる。

「青田買い」とは、まだ葉が青く、実がついていない田の収穫を見越して先買いすることで、それが転じて学生の早期内定を指す言葉になったといわれている。

まだ、実をつけていない学生を、内定という形でキープし、実った頃に収穫させるという意味。

対する「青田刈り」は、稲の生育が見込めないときなどに、青いままの稲を刈り取ること。

そう考えると、まだ実のついていない青田に入社の約束を取り付けるという意味とは異なるのがわかる。

熟すことを前提に内定を出すのだから、青いまま刈り取ってしまっては意味がない。

もともとの意味を知ると、「青田買い」のほうが正しい表現だとわかる。

最近、日本語が乱れているという話しをよく聞く。

確かに間違って言葉を使っている場面をよく見かける。

表現に迷った場合、語源をよく調べて使う必要があるのだろう。

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